向津具半島(むかつく半島)ってどこ?
向津具半島は、山口県の日本海側に位置し、山口の玄関口である宇部空港から、1時間半ほどで到着します。なんと本州西北端だそうです! 人気なのは、123基の鳥居が連なる元乃隅神社。
国内外から「映えスポット」として訪れる方が多い観光地です。そこから15分ほど車を走らせると日本の棚田百選に選ばれた棚田や棚田を生かしてハーブを植えている「棚田の花段」へ向かうと、そこは「ムカつく」ワールドが展開されています。
向津具(むかつく)の楽しみ方
ムカつく顔はめパネル
日本海を背景に見つけたのは、「むかつく」顔はめパネル! 普段、顔はめパネルは笑顔で撮るものですが、こちらでは“あえて”ムカつく顔をしてみましょう。
日常で少しイラッとしたことで険しい顔をしてしまうこともありますが、いざ“ムカついた”顔をしてみると意外と難しく、写真撮影を終えたら自然と笑顔が溢れてしまったり。“あえて”イラッとしてみることで、楽しませてくれるアクティビティなのでぜひ試してみては!?
ムカつくことを叫ぶ「叫び台」
顔はめパネルの横にはお立ち台が!そこは、ムカつくことを叫ぶ「叫び台」。何もない日本海と空に向かって、普段のうっぷんを叫ぶと自然と気分は晴れやか!筆者が訪れた際は、週末の午後でしたが人も少なく好きなだけ叫べました。また、叫び台だけでなく、アングルを少し煽りにしてお立ち台にカメラを向けると日本海と空で浮いているような写真を撮ることができるので、そのような写真もおすすめです。
ムカつくジェラート!?
土日だけこのエリアに現れる絶品ジェラート屋さんがあります!その名も「むかつく」―探さないといけないジェラート店―。できる限り山口県の食材を使ってジェラートを作っているそうで、せっかくこちらに訪れたらぜひ食べたい味です。一方で、「探さないといけない」という不思議さも私たちを楽しませてくれます。
筆者がいただいたのは、棚田の花段で作られたハーブを使った「ハッカチョコ」。ミント、レモングラス、レモンバーベナといったハーブを複数用いたハーブmixをいただきました。2フレーバーで500円です。
ハッカチョコはミントチョコのように、清涼感がたっぷり! 和製ミントチョコという味わいですが、ジェラートなのでさっぱり! 甘いものが苦手な方でも楽しめます。またハーブmixはハーブティーのように香りが口の中で広がり、女性は絶対に大好きなフレーバー! 季節によって味も変わるのでそれも楽しみですね。実は先ほどの顔はめパネルは、こちらのお店のキャラクターを生かしたもの。目印はこのマークなので、ぜひ探してみましょう。
所在地 探さないといけません
営業時間 週末・祝日のみ / 時間:未定
(営業情報はSNSに掲載されております)
https://www.mukatsuku629.com
ときめく棚田大作戦×廃校になった小学校!?
棚田の花段は、使われなくなった棚田を生かすため2019年から地元では「ときめく棚田大作戦」がスタート。その拠点は、廃校になった旧文洋小学校です。
小学校ではハーブボール作り体験をはじめ、イベントが開催されています。またここを拠点に、ハーブを用いたカフェを展開! 絶対に飲みたいのは、ハーブを用いた「こだわりのハーブドリンク」。
筆者が訪れた際は、地元のマラソン大会で人気のレモングラスティー(400円)、ゆずをベースにしたお花のソーダ(650円)、ミント系ハーブを用いたスカイソーダ(650円)を展開していました。可愛いパウチの入れ物に、鮮やかなストローが可愛らしい! 天気がよければ空に向かって写真を撮るのがフォトジェニックです!
また土日は飲食スペースが開放されています。筆者が訪れた際は、天気が悪く屋根のある飲食スペースに入ると、懐かしの小学校の机が! これも廃校になった小学校の備品を生かしているのですが、どこかノスタルジーを感じて楽しい気分に。他にも雨の日の寂しい気分を晴らせてくれるためなのか、傘のアートも作られていました。観光客も“ときめかせてくれる”仕掛けに嬉しくなります。他にもこちらではハーブを用いたお土産やハーブティーなども販売されています。
土日にはハーブを育てる棚田に降りて、ハンモックを楽しんだり、ドックランが併設されているので愛犬とも楽しめる憩いの場にも!「ムカつく」のではなく、ときめきと癒しにあふれる場所にぜひ訪れてみては?
©︎Keiko Morota