国内屈指の繁華街銀座に誕生した公園「Ginza Sony Park」
多くの人が行き交う数寄屋橋交差点の目の前、かつて同地に建っていたソニービル跡地に、待望のグランドオープン遂げた「Ginza Sony Park」。
これまで「ウォークマン」や「PlayStation」など、ユニークで革新的なコンテンツを発信し続けてきたソニー。本施設は築き上げられてきたブランドコンセプトを踏襲した上で、新たな感動と文化を生む発信地となるように、そして銀座に訪れる人々の憩いの場として活用できる場所にしたい、という想いが込められているとのこと。
多層構造に詰まったこだわりの意匠たち
全8フロア(地下3階~地上5階)からなる「Ginza Sony Park」には、こだわりの意匠が様々なところに。
全てフロアを繋ぐ螺旋階段には、公園として思い思いの時間を過ごせるために重要な要素である「余白」を意識し、幅の広いスロープや広い踊り場を設置。
また余白の要素は建物の高さにも。都市の空白を生み出すために、本施設は景観保護の観点から敷かれている銀座ルール(高さ56m)のおよそ半分の高さにあえて低く設計。
ぽっかりと頭上が空いた、屋上(5階)からの景色は、都会の中にとある箱庭のよう。ほどよい閉鎖感がとても心地よい空間で、ちょっと一息つくのにもよさそう。
屋上から一転、地下鉄コンコースでは、かつてのソニービルの梁や柱、エスカレーターといった躯体が残されており、当時の面影を感じられる工夫も。ひと際目を引く鮮やかな青のタイル壁は、解体工事中に発掘されたものを利用しているとのこと。
また、地下3階フロアのレストラン「1/2 (Nibun no Ichi)」の店内では、先のソニービルの看板を展示。かつての施設の顔だった「SONY」の看板は、新名所のGinza Sony Parkの最深部で変わらぬ輝きを放っています。
住所:東京都中央区銀座5丁目3−1 Ginza Sony Park B3
営業時間:11:00 – 21:00(L.O. 20:00)
営業日:年中無休(年末年始ならびにGinza Sony Parkの閉園日は除く)
公式サイト:https://www.sonypark.com/activity/005/
アーティストたちの楽曲を五感で感じる音楽体験
Ginza Sony Parkの開業とともに開催されている「Sony Park展 2025」は、ソニーグループが展開する6つの事業を「音楽は、旅だ。」「半導体は、SFだ。」「ファイナンスは、詩だ。」などのテーマに変換し、ソニーミュージックグループを中心としたアーティストたちが関わった、様々な音楽体験ができるイベント。
2部構成となる本イベントで、現在開催中(※)のPart1では、Vaundy、YOASOBI、羊文学によるプログラムが各フロアにて展示。Creepy Nutsらが参加するPart2は、4月20日(日)~6月22日(日)の期間に開催予定。
※記事公開時
Vaundyが選出した往年の楽曲を“ディグる”音楽体験
Ginza Sony Parkの地下2階フロアでは、「音楽は、旅だ。」をテーマにしたVaundyのプログラムを実施。音楽の地層をイメージした空間でヘッドホンを片手に、Vaundyが選出した約200曲の楽曲を掘るように楽しめる音楽体験。ヘッドホンはもちろんソニー製。
会場内に配置されたジャックにプラグを差し込むと音楽が流れる仕組みで、楽曲はJ-POPや洋楽、ボカロ曲といったジャンルや世代を問わない往年の名曲の数々を用意。
数々のヒット曲を生み出し続けるVaundyを形成してきた名曲たちをディグる体験は唯一無二で、音楽好きなら間違いなく長居してしまうはず。隙間から見え隠れするCDやアイテムにも注目を。
YOASOBIの楽曲にのせた没入感バツグンの音楽体験
3階フロアに設けられているのは、YOASOBIの楽曲『HEART BEAT:Resonance』とともに、壁面と床面のに映し出される映像、「Haptic Floor」による振動が連動する大迫力の音楽体験を味わえるプログラム。
映像には自身の心拍をもとに作成された「心音オブジェクト」も登場し、作品への没入感をより深くする演出が。作成された心音オブジェクトはスマートフォンで持ち帰ることも◎。
羊文学が紡ぐ深いリリックに沈む音楽体験
4階フロア「ファイナンスは、詩だ。」をテーマしたプログラム「Floating Words」では、会場中央に設置された大きな水盤とワイドなスクリーンにて、言葉と音楽、映像がクロスオーバーする音楽体験を実施。
映像演出のテーマは水。波や泡、しずくといったものをモチーフに、担当アーティストの羊文学の『more than words』『光るとき』の歌詞が、楽曲とともに流動的な映像とともに紡がれていく構成。合間に流れる羊文学のボーカル・塩塚モエカの透き通るような語りに耳を傾ければ、羊文学の深いリリックの世界観により浸ることができる。
スクリーンの裏手には、ソニーの触覚提示技術を用いた「Active Slate」による体験も用意。映像と床面のセンサーが連動し、まるで水たまり上を歩いているような感覚に。
実施期間:Part1.2025年1月26日(日)~3月30日(日)/Part2.2025年4月20日(日)~6月22日(日)
実施時間:11:00~19:00
※事前予約制・無料
公式サイト:https://www.sonypark.com/sonyparkten2025/
文化、歴史、ヒトが交錯する銀座の新名所「Ginza Sony Park」
Ginza Sony Park Project主宰、ソニー企業株式会社 代表取締役社長兼チーフブランディングオフィサー・永野大輔氏は、Ginza Sony Parkについて「訪れた人が自分の庭のように使ってほしい」と紹介。
待ち合わせや銀ブラの合間の休憩、昼休憩のコーヒーブレイク、はたまた実施するイベントのためなど、それぞれの接し方で楽しめるGinza Sony Park。果たしてこれからどんなドラマや文化がここで生まれていくのか? その瞬間を確かめるためにぜひ足を運んでみては。
[Photo by 土田洋祐&PR TIMES]