
チャンギ空港のすごいところ!到着時に免税品が買える

多くの国の空港では、免税店は出国後の保安区域にあるのが一般的ですが、チャンギ空港では到着後、入国審査に進む前に免税店があります。そのため、到着したばかりでまだ荷物も少ない段階でショッピングができるのです。
帰りの飛行機で手荷物を重くしたくない人や、出国の際に時間がない人は入国手続き前にシンガポール土産を免税価格で購入することができます。さらに、市内へ向かう前にブランド品の品揃えや価格をじっくり比較しておけば、旅の中で「どこで買うのが一番よいか」判断しやすくなるのも大きなメリットです。
人気ブランドの一部は空港の方が在庫が豊富なこともあり、旅のスタート地点で早速“情報面でのアドバンテージ”を得ることができます。
チャンギ空港で買いたい!人気のお土産のお得な購入術
バシャコーヒーは“豆買い”が圧倒的にお得

モロッコ発の高級コーヒーブランド、バシャコーヒー。2025年12月、東京・銀座にオープンすると言われており話題のブランドです。
カラフルなドリップバッグが定番のお土産として人気ですが、実は空港では好みの量で豆を量り売りしてもらえることを知っている人は多くありません。というのも、豆売りのメニューは積極的に掲示されていないため、店員さんに「豆で買いたい」と伝えないと案内されないのです。筆者も何度も訪れていながら最近になって初めて知りました。

豆で購入すると価格はドリップバッグより大幅に安く、フレーバーも同じものがそろっています。例えば人気のキャラメルフレーバーも、豆で買えば価格は体感で4割ほど抑えられます。
購入した豆はその場で希望の挽き目にしてもらえるため、自宅にミルがない人でも問題なく楽しめます。500gを注文しても挽く時間はわずか1分ほどで、旅程を圧迫しないのもうれしいポイントです。
所在地:70 Airport Blvd., Singapore 819665
営業時間:24時間
※ターミナル3の店舗は営業時間が異なる
TWGでは紅茶より“マカロン”を狙うべき

シンガポールの著名な紅茶ブランド・TWG Teaで紅茶を買うのは普通。実は空港でこそ買ってほしいのがマカロン。紅茶ブランドらしく、人気フレーバーの香りをそのまま閉じ込めたマカロンは、口に入れた瞬間に華やかなアロマが広がり、旅の余韻を味わうのにぴったりです。

紅茶缶は重量も価格もそれなりにあるため、気軽に手が出にくいという人でも、マカロンなら1つから免税価格で購入OK。TWGでも人気の紅茶のフレーバーをマカロンにしたものを免税価格で購入すると、飛行機の中でも、自宅に帰ってもシンガポールの余韻を感じながら過ごすことができます。
免税価格で1つから買えるので、紅茶は高くて買えない方でもぜひ気軽なお土産として試していただきたいです!
所在地:Singapore Changi Airport Terminal 1 #02-14, Departure/Transit Lounge West, シンガポール 819642
営業時間:24時間
TWG Tea at Changi T2
所在地:Singapore Changi Airport Terminal 2, #02-216 Departure/Transit Lounge South, シンガポール 819643
営業時間 6:00-25:00
アロマトリュフチップスは日本の“半額以下”で買える狙い目商品

シンガポール土産の新定番とも言われるトリュフテイストのポテトチップス・アロマトリュフ。GINZA SIXにも常設店舗があり購入可能ですが、なんとシンガポールのチャンギ空港で購入すると、日本の半額以下で購入することができるのです。
半額以下……と聞くとなんか買ってしまいたくなるのは筆者だけでしょうか? それ以上にこのトリュフチップスは世界中にあるトリュフチップスを食べ比べてきた筆者から見ても一番おいしいからこそこの値段は、信じられないほど破格!
1つ9.5ドルから買えますが、5つ買うと、1つ無料。つまり47.5ドルで6つ買うと、1つあたりの金額が日本の半額に! シンガポール市内でも購入可能ですが、嵩張る商品なので、市内で買うより帰国時に空港で購入するのが賢い選択です。

所在地:Departure/transit Lounge West, Changi Airport Terminal 1, #02, K19B 819285
営業時間:6:00~24:00
市内だと行きづらい人気チョコブランドも空港で購入可能

シンガポール市内中心地から少し離れた場所にある、知る人ぞ知るチョコレートブランドも、近年チャンギ空港に店舗を構えています。その名は、Mr.Bucket。
シンガポール発、手作りクラフトチョコレートのブランド「Mr. Bucket」は、“ビーントゥバー”(bean-to-bar)方式でアジア各地のカカオ豆を厳選し、職人がひとつひとつ仕上げるチョコレート専門店です。
チョコレート好きにはたまらない名店が空港で手軽に利用できるのはうれしいポイントです。特におすすめは、シンガポールの名物である“カヤトースト”をイメージしたフレーバーチョコ。南国らしいココナッツと甘みのあるカヤジャムを感じる味わいで、話題性も抜群。人とは少し違うお土産を探している人にはぴったりの一品です。
所在地 60 Airport Blvd., #02-164 Singapore Changi Airport, シンガポール 819643
営業時間 6:00~25:00
https://mrbucket.com.sg
チャンギ空港でお腹が空いたら?便利な使い方
最高級チキンライス「Chatterbox」が空港で楽しめる

「シンガポールで一番おいしい」と名高い高級チキンライスの名店「Chatterbox」。市内では高級ホテルに入っており、予約が必要なこともありますが、チャンギ空港ではその味を手軽に楽しむことができます。
空港店ではモバイルオーダーが可能で、フライト前に注文しておけば店頭で受け取るだけ。あのふっくらジューシーなチキンと香り高いライスを、レストランよりもややリーズナブルな価格で味わえるのは、旅の締めくくりにぴったりです。
所在地:Changi Airport, #02-52 Departure, Terminal 1 Transit Lounge East, シンガポール 819642
営業時間:5:00~24:30
LCCユーザーには空港内のセブンイレブンが救世主

日本からLCCも多く就航しているシンガポール。LCCでは機内食や飲料が有料のことがほとんどです。一方で空港内の飲食は高かったり、リーズナブルに旅行したい派に悩ましい部分も。しかし! そんなときに活躍するのが、チャンギ空港内にあるセブンイレブンです。
日本ほどの品揃えではないものの、おにぎりやサンドイッチ、お菓子、飲み物などが手頃な価格でそろい、機内で軽くつまむものを用意するのに最適。節約しながら快適に旅をしたい人にとって、とても頼りになる存在です。
所在地:65 Airport Boulevard, Singapore Changi Airport T3, Mezzanine Level, #03-12 Departure Transit Lounge North, シンガポール 819663
営業時間:24時間
チャンギ空港での注意点

手荷物検査が“ゲート前”なので飲み物はそのまま持ち込めない
非常に便利で魅力あふれるチャンギ空港ですが、ひとつだけ旅行者が戸惑いやすいポイントがあります。それは、手荷物検査が搭乗ゲートのすぐ手前で行われるという独特のシステムです。
一般的な空港では出国審査後すぐに手荷物検査を受けますが、チャンギでは搭乗直前に実施されるため、保安エリア内で購入した飲み物でも、ゲート前の検査では持ち込みができません。ゲートで突然飲み物を没収されてびっくりする旅行者が後を絶たないのは、この仕組みが理由です。
とはいえ、対策は簡単。空のボトルや水筒を持参しておけば、手荷物検査を通過したあとに利用できる給水機で水やお湯を補充できます。免税店で購入したお酒や化粧品などは、封印された袋に入れてもらうことで問題なく持ち込み可能です。

チャンギ空港は、単なる“空港”を超えて、旅をより楽しく、より豊かにする体験スポットです。到着した瞬間から免税店でショッピングができたり、空港限定のグルメやお土産があったりと、知っているだけで旅の満足度が大きく変わります。
お土産選びも食事も、ちょっとした裏技を知っておくだけで驚くほどスムーズになります。シンガポール旅行の際は、ぜひチャンギ空港そのものを“旅のハイライト”として楽しんでみてください。


