
リンドベリの魅力に触れる日本初の展覧会
北欧デザインの巨匠、スティグ・リンドベリ(1916-1982)は、機能的でありながら同時に美しさにもこだわって創作活動を続けた、スウェーデンを代表するアーティストです。そのデザインは世代を超え、スウェーデンのみならず国外の多くの人々にも愛されてきました。
1940年代にリンドベリは、ファイアンス(白い錫釉をかけて絵付けした陶器)で遊び心のある模様や明るい色遣いの器で人気を博すと同時に、テキスタイルのデザインを始めました。
1955年のヘルシンボリ博覧会では、スウェーデンの陶磁器メーカー・グスタフスベリ社の「調理した料理を器のまま、オーブンから直接、食卓へ」というアイデアの耐熱食器[テルマ]シリーズと組み合わせて使う、黒くて細いストライプが特徴の食器シリーズ[スピーサ・リッブ]を発表。緑の葉が規則的に並ぶ[ベルサ]シリーズは、瞬く間にグスタフスベリ社のベストセラーとなり、1960年代には多くのスウェーデン家庭で使われるようになりました。
この特別展は、20世紀デザインのパイオニアとして活躍したリンドベリの芸術性を再発見するとともに、これまで紹介される機会のなかった側面も含めてその魅力を紹介する、日本でも初めての大規模な展覧会となります。
活動開始から晩年に至るまでの約300点を展示
本展のキュレーターは、スティグ・リンドベリの長男であるラーシュ・デュエホルム=リンドベリ氏が担当しています。スティグ・リンドベリが所蔵していた作品群に、長男のラーシュ・デュエホルム=リンドベリ氏が収集した作品を加えた「リンドベリ家コレクション」によって構成され、1930年代後半にデザイナーとして活動を開始してから、晩年に至るまでの代表的な作品、約300点(のべ点数)が展示されます。
1章 テーブルウェア (1940-1980)
ディナーセット/[べルサ]装飾(1960年)、[LL]モデル(1957年)
ディナーセット/[プラム]装飾(1962年)、[LL](1957年)・[LI](1955年)・[SAX]モデル(1950年頃)
2章 「H55」(国際建築工業デザイン博覧会 The H55 Exhibition)
アートウェアセット/[ドミノ]シリーズ デザイン(1954年)、発表(1955年)
3章 ファイアンス
キャンドルホルダー付花入、ファイアンス/(1940年代) 絵付:カーリン・グスタヴソン
街並み図板、ファイアンス/[カーニバル]シリーズスタイル(1962年) 絵付:エドゥアルト・ベルヒトルト
4章 アートウェア
プレート、花入/[グラーシア]シリーズ(1940年代後半~1960年代)
5章 フィギュリン(人物と動物)
四つのクリスマス・デコレーション/[ジンジャー・ブレッド]シリーズ(1970年代)
6章 ユニークな炻器(せっき)/ストーンウェアの彫像
スカートに花を飾った女(1940年代)
7章 ユニークな炻器(せっき)/ストーンウェアの器
(左)砂時計形花入(1956年-1957年)・(中央)小鉢(1950年代)・(右)飾手付花入(1950年代)
8章 テキスタイル
タペストリー、ベルベット/[生命の木](1962年)
9章 スティグ・リンドベリと日本
(左)ティーポット(1960年)・(右)ティーポット(1965年)
10章 子どものためのデザイン
子ども用食器セット:皿、マグカップ/[シッティング・ブル](1967-1968年)
スコッテ、スコッチ・テリア形貯金箱(1961年)
※作品はすべてリンドベリ家コレクション
(C)Stig Lindberg Photo: Per Myrehed
こちらものぞいてみよう!関連イベント
- ギャラリートーク【申込不要・入場券要】
- 体験講座「スウェーデン暮らしのお話&北欧気分でうつわづくり」【事前申込・先着順・有料】
- 関連企画「リサ・ラーソンのマスターピースたち」コーナー展
- ミュージアムショップ
- 陶芸館ギャラリー企画「スティグ・リンドベリと出会った日本の陶芸家たちPart1~3」展【入場無料】(会期中展示替えあり)
- 同時開催:陶芸館ギャラリー企画 岡本太郎「躍進・マケット」復元作業完了記念展【入場無料】
日時:2026年3月29日(日)、4月12日(日)、4月26日(日)
※各日とも13:30~(40分程度)
日時:2026年3月20日(金・祝)、21日(土)各日10:00~12:00
講師:藤田 真理乃氏
上司でもあったリンドベリは、いち早くリサ・ラーソンの才能を認めていました。人気を集めたリサ・ラーソンのマスターピースを紹介するとともに、デザイナーとしての二人の関わりを探ります。
スティグ・リンドベリの展覧会限定のグッズが大集合!リサ・ラーソンのグッズも充実しています。
日時:2026年4月4日(土)~5月10日(日)
「躍進・マケット」の復元作業完了を記念し、その記録画像を交えて初公開します。また、当館がこれまでに収蔵してきました岡本太郎の陶作品を併せて紹介します。
会期:2026年3月20日(金・祝)~31日(火) ※月曜日休館
「ギャラリートーク」
日時:2026(令和8)年3月29日(日) 「躍進・マケット」復元作業について
講師:小石原剛氏
ディナーセット(部分)/[べルサ]装飾(1960年)、[LL]モデル(1957年) リンドベリ家コレクション (C)Stig Lindberg Photo: Per Myrehed
会期:2026年3月20日(金・祝)~5月10日(日)
※月曜日休館 5月4日(月・祝)は開館し、5月7日(木)は振替休館
会場:滋賀県立陶芸の森 陶芸館(滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7)
アクセス:【電車】信楽高原鐵道「信楽駅」で下車し、甲賀市コミュニティバス「陶芸の森前」または「陶芸の森(陶芸館前)」で下車/【マイカー】新名神高速道路「信楽I.C.」より約8分
観覧料:一般1,100円(880円)、大学生880円(700円)、高校生以下無料 ※()内は20人以上の団体料金
滋賀県立陶芸の森 公式サイト:https://www.sccp.jp/
[Instagram][X]


