英国の中央部に広がる丘陵地帯・コッツウォルズに位置する「バイブリー(Bibury)」。14世紀に建てられた石造りの街並みは、まるで幼い頃に見た絵本の中から飛び出してきたかのよう。「蜂蜜色の石」といわれる石灰岩が、素朴かつ絶妙な色彩を作り出しています。
その町並みは、古くから、多くの人々によって賞賛されてきました。特に、詩人ウィリアム・モリスが「英国で最も美しい街」と称賛しながら住んでいたのは有名なお話です。
絵本の世界 アーリントン・ロー(Arlington Row)
バイブリーを代表する景観、アーリントン・ローは、14世紀に建てられた石造りのコテージが並ぶ場所。今も住居として使われているそうです。
アーリントン・ローは、17世紀には織物職人達の家屋だったといわれています。
まるでタイムスリップしてしまったかのような独特の並びに、なぜだか胸が躍ります。
美し過ぎるコルン川
バイブリー村の中心を流れるのはコルン川。透明度の高い清純なこの川には、野生の鴨や白鳥が水浴びをしていたり、マスが群れを成して泳いでいたりするそうです。
バイブリーの顔 スワンホテル
スワンホテルは、1650年創業の歴史あるホテルで、バイブリーのランドマーク的存在。近辺にはマスの養殖場があります。
マスづくし!バイブリートラウトファーム
その養殖場とは、このトラウトファームのこと。町を流れるコルン川にもたくさん泳いでいるマスは、バイブリーの象徴ともいうべき魚です。養殖場では、餌やりや、マス釣りも楽しめるそうですよ。マス料理が食べられるカフェでお茶&食事を楽しんだり、マスに関する商品を取り扱っているお土産屋さんなどでショッピングを楽しんだりできます。
まるで本当に絵本の世界から飛び出してきたかのような、この静けさと素朴な自然の中で、一日だけでも、ゆっくりと過ごしてみたいものです。