海面が陸地より高いオランダでは、昔から水と共存していくため、人々はさまざまな工夫をしました。運河もその一つ。また、運河は17世紀に栄えたオランダの貿易活動の交通手段としても大いに利用されました。
そんなオランダならではの生活スタイル。なんと家を売ってしまい、ボートの上で生活をする人が多く存在します。
ちらっと覗いてみると、そこはまさに我々が想像する「家」そのもの。このハウスボート生活者は、正式に係留の許可を取っています。また、ボート内には電気や上・下水道が完備されています。
日本人の目から見てみると、オランダ人の生活は非常にシンプル。贅沢をせず、リラックする時間を大切にするというモットーが根付いているように感じられます。また、「ステイタス」など、周りの目を気にする事なく、自分の心地よいスペースを大事にする国民だなと思います。
水上ボート生活は、そんなオランダ人の生活スタイルを象徴している一面ではないでしょうか?
アムステルダムには「水上ボート博物館」もあります。興味のある方は、こちらも面白いと思います。