フランス南西部の城塞都市「カルカソンヌ(Carcassonne)」。その外観の美しさから、フランスには「カルカソンヌを見ずして死ぬなかれ」ということわざがあるほど! 西海岸に浮かぶ神秘的な小島「モンサンミッシェル」同様、繁忙期には多くの人々で賑わう観光名所となっています。カルカソンヌの見所と訪れたら食べておきたい郷土料理などをご紹介しましょう。
カルカソンヌって何?
城壁に囲まれた中世都市カルカソンヌ。なんと紀元前6世紀に建てられたのだとか! 13世紀に城壁を補強後、建築家のヴィオレ・ル・デュクが19世紀後半から半世紀に渡る修復を手がけて現在の美しい街並に生まれ変わったのだそうです。敵から攻められることの多かったため、迷路のような造りと重厚な建物が特徴です。
見所はお城のような重厚な建物と、石畳のストリート、歴史を綴ったミュージアム(有料)。 ミュージアムではカルカソンヌの歴史を学ぶことができるので、興味のある人にはおすすめ!
郷土料理「カスレ(cassoulet)」とは?
白いんげん豆を豚のソーセージやカモやガチョウの肉、豚肉の皮などと共に煮込んだ素朴なオーブン料理。グツグツしたカスレを頬張ると体の芯から温まります。カルカソンヌのあるラングドック地方やバラ色の街並で有名なトゥールーズが首都のピレネー地方など、フランス南西部に伝わる郷土料理です。
ショッピングの後はカフェで一息!
観光の後の楽しみは、お買い物やカフェでの寛ぎのひととき。お土産店はもちろん、靴とカバンの専門店やアンティーク品を扱うお店、フランス南西部で採れた薬草・パステルをベースにした石けんやハンドクリームなどを扱う自然派コスメ専門店などなど、敷地内にはお買い物を楽しめる場所がいっぱい! カフェやレストランも数軒あるので、カルカソンヌ散策後のひと休みにぴったりです。
フランスというとパリ周辺が人気ですが、南部にも見所がたくさんあります。南西部には世界遺産カルカソンヌを始め、ワインで有名なボルドーにバラ色の街・トゥールーズ、南東部にはリゾート地・ニースや世界遺産のアルルにアヴィニョンなど、抑えておきたい観光名所が盛りだくさん。フランス旅行を計画の際には、南部も外せませんよ!