パンケーキ、フレンチトーストなど、海外の朝食文化がブームの昨今。一方、すっかり身近になりすぎて語られることのないバタートーストですが、実はちゃんと丁寧に作れば、宝物を見つけたような、感激のおいしさを生み出すんだそうです。休日の朝に試したい、絶品バタートーストの作り方を紹介します。
教えてくれるのは、バタートースト評論家!
バタートーストを愛してやまない梶田香織さん。以前にもTABIZINEでバタートーストについて熱く語っていただきました。早速レシピをお聞きしましょう!
・パン(スーパーではなく、ベーカリーショップのもの。できればその日焼かれたものをその日のうちに。)
・バター(マーガリンでもOK。発酵バターを使う場合は、仕上げに塩をふって塩味を調節するとよいでしょう。)
【作り方】
1.トースターをあたためておき、その間にパンを3cmくらいにスライスします。
2.あたたまったトースターに食パンの上の部分(角型ならミミがつるっとした面)を手前にして焼きます。トースターはどうしても奥の方がよく焼けるので、生地が密なパン の下の部分を奥に置いた方がよいのです。生地の詰まった(気泡の少ない)パンを厚切りにして食べたいときは、アルミ箔でパンを包んで全体をあたためてから、アルミ箔をはずして焦げ目をつけると、外はカリッと中はふんわりもちもちに焼けます。
3.あともう少し焼きたい、というところでいったん取り出し、表面の小さな穴すべてを埋め尽くすように、すみからすみまでバターを塗ります。
4.再度トースターで焼き、バターが染み込んだらもう一度全体にサッとバターを塗ります。
5.切れ目は、山型なら縦1本、横に2〜3本。角型ならイギリス国旗のような放射線状に。もちろん好みでよいのですが、こうするとパンの真ん中の、バターがじゅわっと染み出す感じを堪能できます。
これで外はカリッと香ばしく、中はもちっとやわらかくて、バターがじゅわっと味わえる絶品バタートーストのできあがりです!
「バタートーストは、平凡・普通の中においしさを感じる幸せがある」と梶田さんは言います。絶品バタートーストで身近にある幸せを感じてみるのもよいのではないでしょうか。
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