真夏に味わうビールも、鍋を囲みながら楽しむ冬場のビールも最高! でも、夏にはのど越しの良いライトな味わいのものが、冬場には濃厚でコクのある黒ビールなどが美味しく感じませんか? ビールもワインと同じように美味しく感じる時期や温度というのがあるようです。
さて、黒ビールと言えばアイルランドの「ギネス」を真っ先に思い浮かべる人も多いと思いますが、アイルランドやイギリスを始め、ドイツやアメリカ、またオセアニアでも醸造されています。
オーストラリアの酒屋で見つけたニュージーランド産黒ビール「Monteith’s Doppelbock Winter Ale(モンテイス・ドッペルボック・ウィンター・エイル)」は味・香り共にとてもよかったのでご紹介したいと思います。
ドイツスタイルのフルボディかつアルコール分の高いビールを意味する「Doppelbock(ドッペルボック)」。
4種類のモルトを配合、ドイツに習った手法で造られています。色はやや黒みがかった焦げ茶で、グラスに注ぐとモルトの香りがふんわり広がります。
ウィンター・エイルの楽しみ方
黒ビール全般に言えることですが、冷蔵庫から出したてよりも室温に少し戻してからのほうが本来の香りと味を引き出すことができます。このため、このビールも冷蔵庫から出して15〜30分ぐらい戻してから飲むとよさそうです。
グラスはふちが大きめのものを用意(グラスは冷蔵庫で冷やしておかなくてOK)、円を描くように注ぎましょう。ビール本来の香りとコク、ほんのりとした甘さが感じられます。
もともとは「Winter Ale」という名前からも分かるように冬季限定のビールでしたが、現在は年間を通して流通しています。ニュージーランド国内のMonteith(モンテイス)コンセプトバーでは、生ビールを味わうことができるのだとか。オセアニアを旅する機会があれば、ニュージーランド産黒ビールを試してみるのもよいかもしれません。