【現地レポート】中世の息吹を感じながら歩く、スペイン「バルセロナ旧市街」

Posted by: 今井明子

掲載日: Feb 20th, 2014

【現地レポート】中世の息吹を感じながら歩く、バルセロナ旧市街

石造りの重厚な街並みが今なお残る

バルセロナといえば、まず思い浮かぶのがガウディ建築ですが、見どころはほかにもたくさんあります。そのひとつが、市内にある「ゴシック地区」。

ローマ時代に起源を持つ、バルセロナでも最も古い地区で、石造りの街並みが中世を感じさせます。

【現地レポート】中世の息吹を感じながら歩く、バルセロナ旧市街

ゴシック地区には、コロンブスがイサベル女王に謁見するために登った階段が残る「王の広場」や、ピカソ美術館など、観光名所がたくさん集中しています。
石造りの入り組んだ狭い路地を歩くと、思わず時を忘れそうになります。

息をのむカテドラルのゴシック建築

このゴシック地区の中心にあるのが、「カテドラル」です。

【現地レポート】中世の息吹を感じながら歩く、バルセロナ旧市街

サグラダ・ファミリアに比べると、知名度はいまひとつかもしれませんが、歴史はこちらのほうがはるかに長いんです。13世紀から15世紀にかけて建造された、カタルーニャ・ゴシック様式の大聖堂です。

【現地レポート】中世の息吹を感じながら歩く、バルセロナ旧市街
©Christian Bertrand / Shutterstock.com

中は薄暗く、荘厳な雰囲気です。
明るいサグラダ・ファミリアとは対照的ですね。

【現地レポート】中世の息吹を感じながら歩く、バルセロナ旧市街

回廊から中庭へ出てみると・・・。

【現地レポート】中世の息吹を感じながら歩く、バルセロナ旧市街

なんと!
ぷりっぷりに肥えたガチョウがたくさん!
水浴びをしながら思い思いに過ごす姿がかわいらしく、いくらでも眺めていられます。
まさか、この大聖堂に、こんなに和むスポットがあったとは、意外です。
暗くて荘厳な室内と、明るくほのぼのとした中庭とで、まったく雰囲気が違うのも面白いですね。

なお、ゴシック地区は、街歩きには素敵な場所なのですが、細い路地が多いからか、残念ながら治安が悪めです。
なるべく昼間に訪れるようにして、スリや置き引きには十分注意してくださいね。

PROFILE

今井明子

Akiko Imai ライター・気象予報士

「団子より花」をモットーに、グルメよりは生き物や絶景を求めて旅するフリーライター。普段は医療系記事・育児&教育系記事・子ども向け科学本などを執筆する傍ら、気象予報士としてお天気教室の講師も務める。共著書に『気象の図鑑 (まなびのずかん)』(技術評論社)がある。

「団子より花」をモットーに、グルメよりは生き物や絶景を求めて旅するフリーライター。普段は医療系記事・育児&教育系記事・子ども向け科学本などを執筆する傍ら、気象予報士としてお天気教室の講師も務める。共著書に『気象の図鑑 (まなびのずかん)』(技術評論社)がある。

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