映画「スターウォーズ」のロケ地として知られる、チュニジアのショット・エル・ジェリド。まるで未知の惑星のような光景ですが、このカラフルな山、実はすべて天然の塩なんです。
北アフリカ最大の塩湖
日本の千葉県とほぼ同じくらいの広さ、地平線まで続くこの巨大な塩湖は、真ん中に道路が通っていて車で走ることができます。
湖が水で満たされることはほとんどなく、干上がった大地のあちこちで塩が析出しています。ショット・エル・ジェリドの“ショット”とは、塩の層に覆われた湖のことなんだとか。
塩で真っ白に覆われた地帯は、まるで雪化粧されたように見えます。
ときどき、塩で作られたオブジェも出現。ちょっと不気味?
かき氷のような塩山たち
塩はかき集めて、高さ1mほどの山を作って採集します。もちろん、普通の白い塩もありますが・・・
微生物やミネラル成分の違いによって色づいた水からは、まるでかき氷のように色鮮やかな塩が生まれます。
手前から、イチゴ、メロン、ブルーハワイ?
B級グルメっぽい色ですが、れっきとした天然塩です。
地平線近くに蜃気楼が見えることも多いそうです。この塩山のバックに蜃気楼が見えたら、それはもう本当に異世界のようですよね!
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