ニューヨークといえばベーグルが有名。ご紹介する「ビアリー(Bialy)」は、茹でないベーグルで、中央にはオニオンがトッピングされています。ロウワー・イースト・サイドにあるKossar’s Bialysは、アメリカで最も古いビアリーの老舗。小さなパン工場といった趣の店には、ビアリーを求める客が訪れます。お昼過ぎには人気商品が売り切れてしまうため、ニューヨークのグルメはビアリーのために早起きするほどです。朝は6時から営業しています。
お昼頃に行ったので、焼き上がったパンは、残り少なくなっていました。
ビアリーをゲットしましたよ!これが、茹でないベーグル、ビアリーです。
ビアリーとベーグルの違いは、
ビアリー(茹でないベーグル)
・表面のツヤがない
・形は平たく薄め
・中央にくぼみがあり、タマネギのみじん切りがのっている
・外側が固くなく、食べやすい
・香ばしく、素朴な味
ベーグル(茹でたもの)
・表面がツヤツヤしている
・形は丸みを帯び、むっちりしている
・ドーナッツのように穴があいている
・外側が固くパリッとして、中側はモチモチと噛み応えがある
・食べるのに、あごが疲れる
ビアリーの方が発祥は古く、ベーグルが後のようです。出来立てのビアリーは香ばしく、パン本来の小麦粉の味がします。ちなみに、この店はベーグルの名店としても有名ですので、食べ比べしてみるのもいいですよ。
ベアリーやベーグルの他にも数種類のユダヤ風パンがあります。微妙に大きさが違うのは、ハンドメイドゆえ。レンガの釜で焼いた昔風のパンは、素朴な懐かしい味です。
ロウアー・イースト・サイドは、元々はユダヤ人街で、この老舗のKossar’s Bialysの近くには、有名なピクルス屋さんもあります。ビアリーを齧りながら、昔の趣を残したこのエリアを散策すると、また違ったニューヨークの顔に出逢えます。
住 所 367 Grand Street, New York, NY 10002
電 話 212-253-2138
営業時間 月—木、日曜日 6am-8pm
金曜日 6am-3pm
土曜日休業
[All Photo by Hideyuki Tatebayashi]