せっかくのNY旅行で、「しまった!」と後悔しないために、旅行業界関係者から聞いた失敗談を内緒でご紹介しましょう。準備は怠らず、荷物はなるべくコンパクトに。
パスポート、航空券、ホテルのバウチャー、キャッシュ(円、ドル共)は、言うまでもなくお忘れなく。

©Hideyuki Tatebayashi
出発前にチェック!
1. 旅行直前に体調を整えておく
【失敗談】A
休暇を取るために仕事を無理して片付け、NYに到着した途端、風邪や疲労でダウン。ドクターストップがかかり、エアラインに相談の上、予定より早い出発の飛行機で帰国。NY滞在は1日のみ。
【失敗談】B
風邪をおしてNYに来たものの、乾燥した飛行機内で悪化。NYでは観光する体力もなく、ずっとホテルで寝ていただけ。
【対 策】
健康あっての旅行です。基本的なことですが、ないがしろにしがち。
2.海外旅行保険に入っておく
【失敗談】A
休暇を取るために無理して仕事を片付け、疲労しているところに、自転車に乗り事故。救急車、入院で高額な医療代の請求が。
【対 策】
NYの医療費は高額の上、予約制につき、すぐに診てもらうことが出来ない場合もあります。救急車を呼ぶだけで300ドル以上かかります。『治療費用』は保険金額無制限がお薦めです。
【失敗談】B
乗り継ぎ便で、スーツケースを積み忘れられ、身支度の道具(歯ブラシ、整髪道具)下着、着替えを購入。スーツケースは2日後に到着。
【対 策】
乗り継ぎ便は安いのですが、フライトの遅れ、荷物の積み忘れなどのリスクがあります。『携行品』はもちろん、オプションの『航空機寄託手荷物遅延』『航空機遅延』なども加入を。
3. クレジットカードは必需品
【失敗談】
ホテルに宿泊する際、備品の破損、汚損、盗難を怖れて、クレジットカードの提示を求められた。JCBカードしか持っていず、親に電話してカード番号を借りることに。
【対 策】
VISA,MASTER が一般的。AMEXは取り扱い手数料が高いため、小規模な店では扱わないこともあります。JCBはNYでは一般的ではありません。
4.ドルのキャッシュはある程度持ってくる
トラベラーズチェックは少額や小さな店では使えませんので、ドルのキャッシュはある程度は持っておくのがおすすめです。
【失敗談】
日本で両替をせず、ニューヨークで両替所に行ったところ、レートが悪くてビックリ。銀行も手数料が高い。
【対 策】
NYの両替所は世界で一番レートが悪いです。カード社会とはいえ、現金は必要。日本で用意してきましょう。
チップ社会ですので、チップ用の1ドル札も多めに用意のこと。20ドル札が使いやすく、100ドル札は嫌がられる場合があります。
【参 考】
両替のレートが良いところを、見つけました。参考まで。
5. 飲み慣れた薬を持ってくる
【失敗談】A
乾燥しているNYで、風邪を引き、こじれた。
【失敗談】B
慣れない土地で緊張のせいか、腹痛が。女性に比べ、男性はお腹をこわしやすいようです。
【対 策】
アメリカの薬は日本人には強過ぎて、合わないことがあります。また日本では売薬として売っているものでも、アメリカでは処方箋が必要で、医者に行かないと売ってくれないものもあります。風邪薬、胃腸薬、消化薬、下痢止めの薬は持参しましょう。持病のある人はもちろん忘れずに。英語表記で必要な薬が分からない時もあります。
【参 考】
ニューヨークのドラッグストアの症状別売薬一覧 参考記事

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sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
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