海外ではパーティーが頻繁に開かれます。
海外赴任や出張中、ホームステイなどの際に、パーティーに招かれたらどのように対応すれば良いでしょうか。
特に日本人にとって外国人が集うパーティーでの振る舞い方はむずかしいものです。
うまくパーティーを楽しむために、事前にマナーやルールを知っておきましょう!
パーティーの意味合い
海外ではよく、夕食やランチの前後などに、パーティーが開かれます。
欧米では夫婦がホストになり、友人や知り合いを家に招くホームパーティーなどもよく開催されています。
一般的にパーティーは、お互いの理解を深め、信頼感を高めるための重要な場として機能しているようです。
特にホームパーティーは、家族同士や夫婦同士の交流を深めるもので、時には会社の上司や先輩・同僚などと親睦を深めるのにも使われます。取引先の相手などから招かれた場合には、信頼関係の構築が重視されることでしょう。
パーティーの内容は、基本的に食事を摂りながらワインやお酒を片手に会話をしたり、ダンスをしたりしてくつろぐものになります。
パーティーの心構えとマナー
海外赴任中や出張中は、取引先の相手などからパーティーに招かれることもあるでしょう。
海外赴任NAVIによれば、パーティーは「出席者同士のなかで初めて出会う人が必ずいるようにするのが、隠れた鉄則になっている」とのこと。
招待されたら積極的に参加して交流を深め、信頼関係を構築するように心がけるのが良さそうです。
ちなみにパーティーは、「フォーマルになるほど夫婦かカップルで招待するのが原則」だといわれています。
パーティーでの服装は?
外務省のウェブサイトよると、パーティーにおける正式なドレスコードは「男性は落ち着いた色のビジネススーツ、女性はデイドレスが基本」だそうです。
また、男性のスーツは「無地または無地に近い柄で、チャコールグレーまたはミッドナイトブルーとするのが基本」です。
どのような服装をすべきか分からない場合は、「主催者や過去に出席したことのある人などに聞く」のが一番良いとのことでした。
パーティーでの振る舞い方
こういったパーティーに慣れていないと、いざ始まるとどうして良いか分からないことも多いはず。そこで、少しパーティーでの振る舞い方についても覚えておきましょう。
・乾杯の仕方
日本では、乾杯というと、グラスをチンとかち合わせるのが普通ですが、本来、「グラスをぶつけて音を出す必要はなく、グラスを目の高さにもって相手の目を見て掲げる」のが正式だと外務省のウェブサイトでは紹介されています。
・食事の仕方
食事中はもちろん、「ずるずる」「くちゃくちゃ」と音を立てて食べない、食器の音を立てない、食べ物を口に含んだまま話さないなど、日本においても当然のマナーは守りたいですね。
そのほかに、意外と知られていないのは、ホストの夫婦のうち、主にもてなしを担当するのは夫という点です。
「パーティーの間にホストの妻が台所に立つことはマナー違反(海外赴任NAVIより)」だそうですよ!
これは意外ですね。
・会話の仕方
パーティーではわざわざ初対面の人同士が選ばれて招かれている手前、やはり知らない相手を紹介されたら積極的に話すようにするのがマナーといえます。特定の人としか話さないというのは、失礼にあたる場合があります。せっかくのコミュニケーションの場、どんどん色々な人と会話をして人脈を拡げたいですね。
Funlearningのウェブサイトでは、パーティーでの会話のコツが紹介されています。
「もし相手に何か質問されたら、『Yes.』『No.』『I don’t know.』だけで答えを終わらせず、そこから何か次に繋げるように」すると良いそうです。英語が不得手であることを理由に、意外とやってしまいがちなことです。
また、良い話題を提供できる会話になったら、「遠慮せずに、『私もそれ、知っているわ!』と話に入っていく」ということもポイントだといわれています。日本ではあまり話をさえぎるのは好まれませんが、海外ではどんどん積極的に話すのが良さそうですね。
話しに困ったら、やはり日本食や文化、イベント、観光スポットなどのことを話すと話しやすいでしょう。
Funlearningの記事にもあるように、あらかじめ手作りの日本食を話のネタに持参して提供するのも良さそうです。
とはいったものの、パーティーではあまり堅苦しくならずに、最低限のマナーを守って、自然体で楽しく過ごしたいものですね。