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アメリカに英語は必要なし?驚きのニューヨーク人種構成比

Posted by: 青山 沙羅
掲載日: May 11th, 2014. 更新日: Jan 31st, 2017
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ニューヨークに行ったら、金髪で青い眼の背の高い美男や美女が歩いていると、ついつい想像(妄想)してしまいませんか?
しかしそこは人種のサラダボウル・ニューヨークシティ。周りを見回すと、意外にも??

アメリカに英語は必要なし?驚きのニューヨーク人種構成比
©Hideyuki Tatebayashi

2010年のアメリカ国勢調査による人種別構成は、下記のようになっています。

NYC人種別人口構成(総人口 8,175,133人)2000年比+2.1%

アメリカに英語は必要なし?驚きのニューヨーク人種構成比

アメリカに英語は必要なし?驚きのニューヨーク人種構成比

NYC Government Result from the 2010 Census

実は、ヨーロッパをルーツに持つ西洋人はNYC全人口の3割強しかいません。現在増加しているのが、メキシコ、プエルトリコ、ドミニカ、エクアドル、ペルー、グアテマラ、アルゼンチンなどのスペイン語圏のヒスパニック・ラテン系。西洋人の次に多く約3割です。10年前と比べ、8%も増加しています。その次が、アフリカ系アメリカ人2割強ですが、2000年と比べると、5%も減っています。

この10年で最も増加しているのが、なんとアジア系。10年前より31.8%も増えています。そのうち、中国系が半数を占めます。続いて、インド系、韓国系。
日系は、比率でみるとアジア人の中で2%強。NYの日本人って、意外に少数派なのですよ。

アジア系の人口 (2010年アメリカ国勢調査より)

アメリカに英語は必要なし?驚きのニューヨーク人種構成比

アメリカに英語は必要なし?驚きのニューヨーク人種構成比
2010年アメリカ国勢調査の人種構成比

普段NYCの街を歩いてみると、「ラテン系の人が多いな〜」「中国人が多いな〜」と感じることが多いですが、その通りの結果でした。現在のNYCの飲食系を支えているのは、ラテン系の人たちです。料理のジャンルを問わず、レストラン、カフェなど多数働いています。彼等の存在なくして、NYCの飲食業は成り立たないでしょう。
中国系は、2013年に35万人を突破しています。中国のパワーを感じますよ。

ラテン系、中国系とも、ファミリー重視の国民性。NYCにいる兄弟姉妹、叔父叔母、従兄弟を頼って、渡米するケースが多いのです。NYCにおいて、ほとんどは同国民同士で結婚し、若い時期に子供を持ちます。それゆえ、これからも彼等が増加していくことは間違いないでしょう。

「現在のNYCでは、英語は必要ない。」(!?)
「習うべきなのは、スペイン語と中国語。」と英語学校の先生が、冗談まじりの本気で言っていましたが、正しいかもしれません。

肌の色が白い西洋人以外をマイノリティー(少数民族)といいますが、現在は完全に逆転してしまっています。そのうち、マイノリティーという呼び方は変わっていくかもしれませんね。

青山 沙羅

sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。


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