「青い池」は、北海道美瑛の白金温泉から車で5分ほどの場所にある、突如生まれた人造池。概念としては「水たまり」とされているため、正式に池として地図に青く記されることはありません。
偶然生まれた白碧の水
この池は、防災のため十勝岳の火山泥流を貯めるえん堤工事により偶然できたそう。コンクリートブロックの中に、美瑛川の水と、地下から湧き出る温泉が流れ込み、池のように水が溜まったのです。そしてこの辺りの湧き水の成分と美瑛川の水が混ざることにより、コロイドという成分が生まれて、太陽の光で青白く光るように見えるのではと考えられています。
どこかで見たような気がしませんか?
captured by Aya Yamaguchi
そう、アップル社のMac OS Xの壁紙として採用され、プロモーションなどでも大々的に映し出されたこの風景は、「なんて美しい!」と絶賛されました。テレビや本でも話題となり、国内だけでなく海外からも、たくさんの観光客が訪れるそうです。
これからがベストシーズン!
冬の間は閉鎖されるそうですが、池周辺の雪が溶け、十勝連邦の雪が背後に映る5月中旬~6月下旬がベストシーズンだとか。訪れた人の話では、晴れた日は青さが際立ち、立ち枯れた白いカラマツとのコントラストがそれはそれは美しく見えるそうです。
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