ブラジルでW杯の応援に力が入り、喉がカラカラ。さて、何を飲みましょうか?今回は、ブラジルでよく飲まれているドリンクをご紹介しましょう。地元で飲まれているものは、土地の気候に合っていて、現地で飲むととても美味しいですよ。
2014リオのカーニバルから ©Hideyuki Tatebayashi
サトウキビ・ジュース (ノンアルコール)
ブラジルはサトウキビの生産高が世界一。
軽食スタンドにて、オーダーしたその場で作ってくれるサトウキビ・ジュース。
サトウキビの茎を絞る専用のマシンです。サトウキビがたくさん用意してありました。
絞り立て、フレッシュなサトウキビ・ジュース。
コーヒー牛乳みたいな色。
甘さが身体に浸透して、心身共にリフレッシュ出来る味。甘いですが、くどくない爽やかな味。
腎臓の働きを補う、ガン防止にも効果があるそうです。ビタミン、アミノ酸が多く含まれて、身体にとっても良いそうですよ。健康のためにも、是非お試しあれ。
ココナッツ・ウォーター (ノンアルコール)
ビーチにあるスタンドバーで買ったヤシの実のジュースは、潮風に似合うほんのりした甘さが、喉を潤してくれます。中のジュースを飲み干すと、4つに割ってくれて、外側をそいで、内側の柔らかい実の部分を1センチほど削いで食べさせてくれます。食感は桃に近いですよ。
「命の水」と呼ばれるように、天然のミネラルが多く含まれており、スポーツドリンクの15倍もあるそう。発展途上国では、点滴の代用として用いられることもあり、サプリメントダイレクトのブログによるとスマトラ沖地震で大海原を漂流した男性が、ヤシの実を削って、ココナッツ・ウォーターだけで3ヶ月も生き延びられたと紹介されています。
酵素が多く、デトックス効果、アンチエイジング効果があるため、マドンナやリアーナなどのセレブも愛用しているそうですよ。
ガラナ (ノンアルコール)
サッカーブラジル代表の公式スポンサー・ドリンク。ブラジルの国民的炭酸飲料として親しまれています。原料はアマゾン原産のガラナの実。飲むと懐かしい気もしますが、美味しいかどうかはやや微妙なジュース。
カイピリーニャ(アルコール)
これを飲まずに日本に帰る事なかれ。ブラジルのサトウキビの焼酎ピンガに、たっぷりのライムと氷、お砂糖をいれて飲むカクテル。ライムはこれでもか!と入れるのが現地の特徴。口当たりが良くて美味しいですが、アルコール度数は高いので、飲み過ぎに要注意。
ピンガ+フルーツ(マンゴー、イチゴ、パイナップル、オレンジなど)のカクテルも人気。
ブラジルビール ITAIPAVA(アルコール)
「キリンビール大学」レポートによると、2012年国別ビール消費量で、ブラジルは第3位。(1位は中国、2位はアメリカ。日本は7位。)
暑い気候に似合う、さっぱりとした軽いビール。喉を潤すには最適。
いずれも魅力的で試してみたいものばかり。特に自然の恵みから戴く、サトウキビ・ジュースやココナッツ・ウォーターは、健康にとても良いそうですよ。長く飲まれているものは、美味しいだけでなく、効能もあるからです。ブラジルならではのドリンク、是非エンジョイしたいですね。