世界最大の旅行口コミサイトであるトリップアドバイザーが世界最大規模の旅行動向調査となる「トリップバロメーター2014」を発表しました。
対象者は、旅行者50637名、宿泊事業者10370名となる、合計61007名。そのうち日本人回答者は2446名ですが、この結果を受けて、日本人がもつ旅の嗜好が、他の国々とはどうやら少し違うことが明らかになりました!
日本人が美しいビーチより重視するもの
「どのような旅行を好みますか?」といった問いに対し、世界の回答トップは「ビーチ」(36%)。やっぱり休暇をビーチでのんびり過ごすのは、憧れますよね。島旅やリゾート旅は働き者の日本人にとってもナンバー1の優先順位かと思いきや・・・?
日本人のスコアが世界で最も高くなったのは「食」でした。世界平均が20%であるにも関わらず、日本人は3倍近い53%という結果に!過半数以上の人が、旅行に美味しい食事を期待していることを示しています。
他の国々と比べて日本は地域ごとの食文化が確立しており、国内旅行で「ご当地グルメ」「B級グルメ」は充分に旅の目的(楽しみ)となりえます。食で町おこしをしている都道府県・市町村も多いですよね。
行き当たりばったりの旅行が得意?
世界では、旅行者の65%が出発の最低3か月~4か月前から計画を立て始める一方、日本人は53%、約半数の人が2か月前~3週間前までに予約をするという結果となりました。また、直近の旅行をオンラインで予約した日本人は72%にのぼり、その理由として一番は「より安い価格で予約するため」であるとされています。
1000万人!インバウンド好調の背景
また、日本人が訪問したい国の1位は「イタリア」、2位が「アメリカ合衆国」、3位が「スペイン」という結果に。
逆に日本はタイ、マレーシア、インドネシアといった東南アジアの人々に人気があるそうです。アジア各国に向けた観光ビザ発給要件の緩和や格安航空会社(LCC)の就航拡大・増便などを受け、2013年、訪日外国人旅行者は初めて1000万人を突破しており、今後も増加傾向にあるようです。
Luciano Mortula / アメリカ、ニューヨークのタイムススクエア ©Shutterstock.com
特別なオファーや、無料のアメニティ、優れたサービスなど、プラスαの要素が当たり前となりつつある現在の旅行業界。2014年の旅行トレンドは「冒険」だそうです。夏休み、年末年始に向けて、どんな旅行を計画しますか?
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