ラオスから帰国した友人が開口一番に言い放った言葉は、「食事がウマかった!」。ほかの友人は、観光名所よりも食事に感激したとのこと。また、ある友人は「フランス料理が美味しかった。しかも安い」と教えてくれました。友人たちは口を揃えて「ラオス料理は美味しくて、日本人の口に合う」というのです。これだけ絶賛されると、なんだか気になりますね!
ラオスはタイ、ベトナム、中国と隣接しており、かつてはフランス領だった国です。味覚を刺激するタイ料理や優しい味わいのベトナム料理、世界三大美食に数えられる中華やフレンチの影響も受けているのですから、美味しくないはずはないですよね。一度食べたらハマってしまう、ラオス料理の魅力をたっぷりご紹介しましょう。
ラオス料理って?
ラオスはタイのイサーン(東北部)と歴史や文化的なつながりが深いため、タイ料理と共通する部分が見受けられます。主食はアジアの他の地域と同じように米。といってもうるち米でなく、餅米が主流。なんと餅米の消費量は世界でもトップクラスなのだとか! また、米粉の麺「ライスヌードル」もポピュラーです。
ラオスの人々は生野菜が大好きで、料理にも野菜やハーブを多用します。食卓にはスープと餅米に焼き魚または肉、野菜、煮込み料理などが並びます。野菜をたくさん食べるところや、汁物と主食の米をおかずと一緒に食べるところなど、和食と共通する点も。
また、かつてはフランス領だったことから、ラオスのフランス料理はレベルが高いと言われています。物価が安いので、ラオスを訪れたなら高級フレンチに挑戦してみるのもよいかもしれません。首都のビエンチャンでは、バゲットやクロワッサンを売るベーカリーも多数。
普段は食べられないものに挑戦してみたい人は、田舎を訪れてみるのがおすすめ。トカゲやサソリなどの昆虫やモグラなどの野生動物を使ったお料理に出合えますよ。
ラオスの代表的な料理
・ラープ
鶏や豚などのひき肉にハーブやスパイスを加え、ニンニクとライムジュースで和えた料理。お肉を使うことが多いものの、魚で作る場合もあります。お祝いにも欠かせない一品。
・タムマークフン
青パパイヤのスパイシーかつ爽やかな味わいのサラダ。タイのソムタムと同じもの。
・ピンカイ
魚醤にニンニク、唐辛子、砂糖を合わせたタレに漬け込んで炭火で焼き上げるラオス風焼き鳥。ラオスでは地鶏を使うため、鶏の旨みが一層引き立つのだとか。
・カオソーイ
ルアンパバーンをはじめとするラオス北部で食べられている麺料理。ラオスでは太めのライスヌードルの汁麺が一般的で、スパイシーな肉味噌をかけていただきます。
どれもこれも、ビールが進んでしまいそうなものばかり! 今年の夏はラオス旅行に決まりですね。
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