星空が近すぎる!天の川を間近に感じる火山島、カナリア諸島「テネリフェ」

Posted by: Miho Nagaya

掲載日: Jun 23rd, 2014

アフリカ大陸にほど近い、大西洋に浮かぶ7つの島が、カナリア諸島自治州。
スペインに属していますが、この島々に住む人たちは、「スペイン」の一部であるとされるのが、あまり好きではない様子。あくまでも「私たちはカナリア諸島の人間だ」といいます。それだけ、人々の独立意識が高いといえます。

この島々の先住民族グアンチェの人々が、後にキューバやプエルトリコ、ベネズエラに移住した経緯もあり、
アフリカとヨーロッパ、そしてラテンアメリカが交差し、独特の文化を形成しています。

天の川を間近に感じる火山島、カナリア諸島テネリフェ
カナリア諸島で最も大きな島、テネリフェ © Jim B @jimcredible

カナリア諸島のなかで、最も大きな島が、テネリフェ島です。
標高3718メートルの火山テイデ山を囲む世界自然遺産に登録される国立公園があり、まさに生態系の宝庫。
映画『タイタンの戦い』のロケ地にもなりました。

空の風景の美しさでも知られ、天の川を近くで見られる島でもあるのです。

そのテネリフェ島の美しい空と島の自然を捉えた印象的なビデオ『The Mountain』
を紹介します。

カナリア諸島では真っ赤な太陽が沈むと、無数の星が輝きはじめ、島は銀河系に包まれます。
樹々の呼吸が聞こえてきそうな森の木立を捉え、こんなに美しい空を見れる場所が、まだこの地球上に残されている驚きと、安らぎを感じます。
このビデオは大自然のなかでインターバル撮影をし、ビデオ制作するノルウェーのTSO Photographyが監修。テイデ山に数週間滞在し、インターバル撮影を行った結果、驚異的な作品が完成したのです。とくにビデオの0:32ごろ(再生開始後32秒)から登場する、風がサハラ砂漠の砂を運ぶ姿と、銀河が重なる映像は圧巻。偶然の奇跡による芸術です。

そんなテネリフェ島に住むJim Bが、TABIZINEのために写真を提供してくれました。

天の川を間近に感じる火山島、カナリア諸島テネリフェ

天の川を間近に感じる火山島、カナリア諸島テネリフェ

天の川を間近に感じる火山島、カナリア諸島テネリフェ

天の川を間近に感じる火山島、カナリア諸島テネリフェ

天の川を間近に感じる火山島、カナリア諸島テネリフェ
溶岩の地形と濃い海の青が印象的です

(次のページに続く)

天の川を間近に感じる火山島、カナリア諸島テネリフェ

天の川を間近に感じる火山島、カナリア諸島テネリフェ

天の川を間近に感じる火山島、カナリア諸島テネリフェ

天の川を間近に感じる火山島、カナリア諸島テネリフェ

天の川を間近に感じる火山島、カナリア諸島テネリフェ
波がおだやかなビーチ部分

(次のページに続く)

天の川を間近に感じる火山島、カナリア諸島テネリフェ

天の川を間近に感じる火山島、カナリア諸島テネリフェ

天の川を間近に感じる火山島、カナリア諸島テネリフェ

天の川を間近に感じる火山島、カナリア諸島テネリフェ
町の背景には常に火山が見えます

(次のページに続く)

天の川を間近に感じる火山島、カナリア諸島テネリフェ
夕暮れ時も美しい

天の川を間近に感じる火山島、カナリア諸島テネリフェ
サハラ砂漠の砂が飛んできたときの姿

天の川を間近に感じる火山島、カナリア諸島テネリフェ
町の風景。カリブの島々と通じるものがあります

(次のページに続く)

たくさんの自然に囲まれた島らしい、素晴らしい風景を捉えた写真ばかり。
いつか訪れたいという気持ちにさせられます。
しかも、この写真のすべてをi-phoneのカメラのみで撮影したというから驚きです!
どこを撮っても絵になってしまう島なんでしょうね。
実は、Jim Bの本業は、ヒップホップのDJ・プロデューサー。アメリカやラテンアメリカ、ヨーロッパのアーティストともコラボレーションしています。

天の川を間近に感じる火山島、カナリア諸島テネリフェ
中央がJim B © Jim B @jimcredible


Jim BのPV。テネリフェ島の様子がちょっとだけ登場します。Jim B. ‘s CITY LIGHTS “LA NOCHE” PROMO VIDEO (by Jimcredible Films)

[All photo by © Jim B @jimcredible ]

PROFILE

Miho Nagaya

長屋美保 ライター

メキシコシティの路地裏から見た生のラテン文化や社会を追い続けるフリーライター兼なんでも屋。雑誌、WEB、ラテン圏アーティストのCD解説、映画、コンサートのパンフレットなど、メキシコを中心としたラテンアメリカの記事を日本の媒体に執筆するほか、リサーチやスペイン語⇔日本語翻訳も行う。情報サイトAll Aboutのメキシコ公式ガイドでもある。

メキシコシティの路地裏から見た生のラテン文化や社会を追い続けるフリーライター兼なんでも屋。雑誌、WEB、ラテン圏アーティストのCD解説、映画、コンサートのパンフレットなど、メキシコを中心としたラテンアメリカの記事を日本の媒体に執筆するほか、リサーチやスペイン語⇔日本語翻訳も行う。情報サイトAll Aboutのメキシコ公式ガイドでもある。

SHARE

  • Facebook

アフリカその他のカテゴリー