バーベキューは夏を代表するアウトドア料理。場所さえ確保できれば気軽にできることから、世界中で親しまれている料理のひとつです。
カリフォルニア州に短期留学で訪れた際、週末に決まって滞在先のファミリーと一緒にバーベキューをしました。ハンバーガー用パティを豪快に焼いて自家製ハンバーガーを作ったり、ソーセージを焼いてホットドッグにしたりと、まさにアメリカン!
これが東南アジアになると、スパイスを効かせたチキンや魚が並んだり、魚のすり身とスパイスを混ぜ合わせたものをバナナの葉でくるんだものなど、珍しい具材が並んだりします。バーベキューひとつとっても、お国柄が見て取れるが面白いですね。
さて、先日はフランス南西部の「Moissac(モワサック)」という風光明媚な町でバーベキューをしてきました。フランスのバーベキューコンロにはどんなものが並ぶのでしょうか? さっそく見ていきましょう。
焼くのはコンロ、食べるのはテーブル
焼き物はチキンのマリネやソーセージなど、ほかの欧米諸国のものと同じような内容です。
焼き上がったものを豪快に食べる印象のバーベキューですが、フランスではお肉やソーセージをお皿に盛り付け、きちんとテーブルセッティングをしたところで食べるのだそう。
バランスのとれたメニュー
フランスのバーベキューはお肉と野菜のグリルだけでなく、そのほかのお料理もテーブルに並びます。今回はサラダとブルーチーズのパスタ。バゲットとワインは普段の食卓だけでなく、バーベキューやピクニックにも欠かせません。デザートにはリンゴのタルトにマスカルポーネチーズを添えたものをいただきましたが、アイスクリームなど冷菓の場合もあります。
食後にはプールで遊んだり、スポーツをしたり
食事の後は、鉄の玉を転がしてプレイする南フランス発祥のスポーツ「Pétanque(ペタンク)」を楽しんだり、プールサイドでのんびりしたり。
夏の日照時間がとても長く、天気がよければ夜21時過ぎまで明るいフランス。夏はバカンス(長期休暇)を取る人も多いので、夜遅くまで飲んだりペタンカをしたりして過ごすこともしばしば。普段よりもゆったり時が過ぎていくようです。
よく食べて、よく飲んで、よく遊ぶフランススタイルのバーベキュー、なんだかとても羨ましく感じました。
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