付け合わせや主食として世界で親しまれているジャガイモ。国内だとカレーや肉じゃが、ポテトサラダにコロッケなどが定番ですが、海外にはさまざまな食べ方があるようです。そこで今回は、ジャガイモ料理が充実しているヨーロッパより、これからの時期にぴったりの代表的なメニューを見てみることにしましょう。
ドイツ、オーストリア、ポーランドなど/クネーデル
ドイツを中心に、東ヨーロッパの地域で親しまれている家庭料理「クネーデル」。ジャガイモや固くなったパンで作るシンプルなものから、中に具を包んだもの、具を練り込んだものなど、さまざまなスタイルがあるようです。
モチモチした食感は、すいとんのよう。肉料理だけでなくスープと食べてもグッドです。
スペイン/パタタス・ブラバス
角切りにしたジャガイモのフライに、ピリ辛のトマトソースやアイオリソース(ニンニク入りマヨネーズ)をかけた「パタタス・ブラバス」は、スペインの定番タパス(おつまみ)。スペイン国内のレストランやバーなら、ほぼどこでも食べられる料理です。濃厚な味わいはビールにピッタリ!
フランス/アリゴ
マッシュポテトにトム・フレーシュというチーズを練り込んだ、中南部オーブラック地方の郷土料理。上手にできればポテトがびよーんと伸びる、ユニークな料理です。肉料理の付け合わせとして食べることが多く、ジャガイモとチーズの相性のよさを実感できる1品。優しい口当たりなのでどんどん食べられそうですが、高カロリーなので要注意。
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時期になると、スーパーのチーズコーナーにも「アリゴ」が並びます。温めるだけで、本格的な仕上がりに!
ベルギー/フレンチフライ(フライドポテト)
ファーストフードでお馴染のフレンチフライ、実はベルギー生まれです。当地ではムール貝やステーキの付け合わに欠かせないサイドメニューで、レストランでは写真のように供されます。お隣フランスでも、フレンチフライはかなり登場頻度の高いジャガイモ料理です。ソースやディップをたっぷりつけて、頂きましょう。
スイス/ロスティ
生または茹でたジャガイモをチーズグレーターで千切りにして、油を敷いたフライパンでお好み焼きのように焼き上げたもの。表面はカリッ、中はしっとりしているスイスの国民的料理です。一度食べると病みつきになってしまいそう!サワークリームを添えて、召し上がれ。
ジャガイモだけでコース料理ができてしまいそうですね。今回ご紹介したもの以外にも、世界には本当にさまざまなジャガイモ料理があります。「ジャガイモ」をテーマにしたホームパーティも楽しいかもしれませんね!
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