アメリカのスーパーに行くと、インスタント麺がずらりと並んでいます。手軽に食べられ、価格が安いインスタント食品は、アメリカ人も大好きなのです。トリップアドバイザーで、お気に入りの「インスタント食品」1位に選ばれているカップヌードル。ご存知の方も多いと思いますが、世界各地（アメリカ、ブラジル、中国、タイ、シンガポールなど）ご当地バージョンが出ています。だったら、海外暮らしも安心ね、と思う事なかれ。実は、カップヌードルといっても、現地の好みに合うように作られているので、日本のものとは微妙に違うのです。

NYチャイニーズ・スーパーマーケットで売られているインスタント麺

安くて、簡単に食べられるインスタント麺は、大人気。韓国、香港、インドネシア、タイなど各国のメーカーが。鍋を使うインスタント・ラーメン、フライパンを使うインスタント焼きそばなど、手間が多少かかっても美味しさ、安さが重視されるのがアジア系。

NY米系スーパーマーケットで売られているインスタント麺

ラーメンは、チキン・フレイバーやスパイシー、焼きそば系はテリヤキなどが人気。
鍋を使って調理するものより、電子レンジで作るものや、お湯をさすだけという手間のいらない横着系がアメリカ人に人気。ラテン系スーパーでは、チリ、ライム味などが人気で、客層の人種により各店品揃えが異なります。

●メイドインアメリカ（カリフォルニア）　日清カップヌードル

アメリカ製は、日本人にとっては、

アメリカ人は、スープ代わりに食べるので、こうなるのでしょうか。日本のものとは味が全然違います。値段は、1個50セントほど。

●メイドインアメリカ（カリフォルニア）マルちゃんの袋麺

マルちゃんの袋麺は、結構いけています。「クリーミー・チキン」やスパイシー系がお気に入り。

●メイドインアメリカ（カリフォルニア）　マルちゃんのインスタント・ランチ（カップ麺）

インスタント・ランチのチェダー・チーズ味は、平たい太麺で、カルボナーラなどのチーズ系パスタ風。ラーメンと思わなければ、なかなか美味しいです。

●メイドイン　フィリピン（写真右下）、インドネシア（フィリピンをのぞく３個）インスタント焼きそばなど

ミーゴレン（インドネシアの焼きそば）、美味しいです。インドネシアの友人に貰ってから、はまりました。おススメは左下のIndomieのもの。5個入りファミリーパックが時々1.99ドルで売っているので、その際は必ず買います。1個だと60セントくらい。付属の調味料も５種類付いていて、しっかり辛くてお味もGood。見かけたら、ぜひ買ってみてください。おススメですよ。

●メイドイン香港　出前一丁　袋麺

出前一丁は、迷うほど種類が豊富。味噌豚骨、九州豚骨、黒豚骨の豚骨シリーズは家人のお気に入り。スパイシーシリーズのXO醤、カレーも試したいところ。麺は茹でる時に、ベーキングソーダを少し入れると、もっちりしますよ。その場合、ゆで汁は茹でこぼして、スープは別に作ってください。

●メイドイン香港　カップヌードル

約6年ぶりに廻り逢った、日本と同じ味のカップヌードルに感涙！麺もスープも美味しい！台湾のインスタント・ラーメンもかなり美味しかったので、失敗したくなければ、舌が似ている香港、台湾を選ぶと良いかもしれません。

味は、海鮮、蟹、シーフード海鮮の3種類。見た目も味も日本のものと同じ。
個人的には、大好きなカレー・カップヌードルの登場を期待。

異文化が集まっているNY、インスタント麺も様々。価格は、だいたい1個0.5ドル-1ドルほど。軽くて嵩張らないお土産としてもおススメです。

[All Photo by Hideyuki Tatebayashi]

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青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。