街の雰囲気に癒される、門前町をぶらぶら歩く「柴又」めぐり

Posted by: 今井明子

掲載日: Dec 30th, 2014

レトロなロケ地で食べ歩き三昧

東京都葛飾区にある柴又帝釈天。
映画「男はつらいよ」のロケ地としても有名で、お寺や門前町は海外からの観光客も数多く訪れます。

門前町を歩くと、飲食店が軒を連ね、おいしそうな匂いが漂っています。

お団子をほおばりながら、ぶらぶら参道を歩くのも乙なもの。

昭和レトロな駄菓子屋さん&雑貨屋さんもあります。
とにかく、ここは歩くだけで楽しい気分になってきます。

柴又帝釈天の美しい彫刻と庭園

参道を歩いた先にあるのは、柴又帝釈天。

【初詣】門前町をぶらぶら歩くのが楽しい、柴又めぐり

1629年に開基された、日蓮宗のお寺です。

お参りをするだけでも構いませんが、せっかく来たのなら拝観料を払って彫刻ギャラリーと庭園を見学してみると、さらに楽しめます。

【初詣】門前町をぶらぶら歩くのが楽しい、柴又めぐり
©Akiko Imai

息をのむほど精緻な彫刻。法華経の中の説話が彫刻になっています。

【初詣】門前町をぶらぶら歩くのが楽しい、柴又めぐり
©Akiko Imai

庭園は、渡り廊下でぐるりと一周できる風流なつくりです。
庭園を望める縁側は、居心地がよくいつまでも居座ってしまいそう!

柴又帝釈天
住所:東京都葛飾区柴又7-10-3
電話:03-3657-2886
庭園・彫刻ギャラリー拝観料:大人400円、小・中学生200円(団体割引あり)

まだある観光スポット

柴又にはまだまだ観光スポットがあります。

【初詣】門前町をぶらぶら歩くのが楽しい、柴又めぐり
©Akiko Imai

カメラ部品メーカーである合資会社山本工場の創立者、山本栄之助氏の自宅で、大正末期~昭和初期に建てられました。和洋折衷の建物で、庭園も見事です。
館内では、筝の演奏会や落語会なども行われているので、イベントに合わせて出かけてみるのもよいでしょう。

山本亭
住所:東京都葛飾区柴又7-19-32
電話:03-3657-8577
入館料:高校生以上100円(寅さん記念館とのセット券もあり)
開館時間:9:00~17:00
休館日:第3火曜日(祝日・休日の場合は、直後の平日)、12月第3火・水・木曜

山本亭のすぐ近くには、江戸川が流れています。

【初詣】門前町をぶらぶら歩くのが楽しい、柴又めぐり
©Akiko Imai

ここには、都内で唯一残る渡し船「矢切の渡し」があります。
小説や歌謡曲などで名前を聞いたことのある人もいるのではないでしょうか。

矢切の渡し
住所:東京都葛飾区柴又7-18先
電話:047-363-9357
料金:大人片道200円、子ども片道100円
営業時間:9:30~16:30頃
営業日:夏季は毎日運航。冬季は土曜・日曜・祝日及び庚申の日のみ運航

見どころ満載の昭和レトロな柴又エリアは、何度来ても楽しめますよ。

[葛飾区観光サイト “かつしかまるごとガイド”]
[Photo by Shutterstock.com]

PROFILE

今井明子

Akiko Imai ライター・気象予報士

「団子より花」をモットーに、グルメよりは生き物や絶景を求めて旅するフリーライター。普段は医療系記事・育児&教育系記事・子ども向け科学本などを執筆する傍ら、気象予報士としてお天気教室の講師も務める。共著書に『気象の図鑑 (まなびのずかん)』(技術評論社)がある。

「団子より花」をモットーに、グルメよりは生き物や絶景を求めて旅するフリーライター。普段は医療系記事・育児&教育系記事・子ども向け科学本などを執筆する傍ら、気象予報士としてお天気教室の講師も務める。共著書に『気象の図鑑 (まなびのずかん)』(技術評論社)がある。

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