寒い寒い冬にひと口飲むだけで幸せになれる、魔法の飲み物「ショコラショー」。あったかくて甘~い濃厚なショコラショーを飲むだけで、体も心もほっこり温まります。
ショコラショーとはフランス語で「熱いチョコレート」の意味。いわゆる、ホットチョコレートのことです。日本ではココアに比べるとまだあまり馴染みのない飲み物ですが、ヨーロッパでは広く愛されており、特に寒い時期によく飲まれます。
チョコレートの主原料であるカカオ豆。カカオの木の学名は「テオブロマ」と言いますが、これはギリシャ語で「神の食べ物」という意味だそう。カカオのふるさと中南米では、口にすると体中に力がみなぎるカカオは、古来より神秘の力が宿る神聖な食べ物、不老長寿の薬として大切にされてきました。
カカオにはミネラル、食物繊維、ポリフェノール、テオブロミンといった、体に良いとされる様々な成分が含まれており、心臓病予防、がん予防をはじめ、老化防止、冷え性や便秘の改善など、特に女性にうれしい美容効果もあるそうです。また、リラックス効果をもたらし高揚感、幸福感を高めてくれる成分を含むカカオは、古代より「禁断の媚薬」とされていたのだとか。
そんな嬉しいカカオ成分を、おいしくとれる「ショコラショー」のレシピをお伝えします。
チョコレート ・・・ 30g
ミルク ・・・ 200ml
作り方
1.チョコレートを包丁で細かく刻む
2.ミルクを鍋に入れ、焦げ付かないように底を混ぜながら中火でゆっくりと温める
3.ミルクが温まったらチョコレートを入れて溶かす
4.チョコレートが溶け切ったらカップに注ぎいれて完成!
おすすめはカカオ含有量60%~75%のビターチョコレート。ちょっと甘めがお好きな方は35%~50%程度のものを。カカオ含有量が高い方がより健康、美容効果を期待できます。よりヘルシーにホットチョコレートを楽しみたいという方は、ミルクをプレーンかバニラ風味の豆乳に代えるといいでしょう。
少しひねりの利いた味を楽しみたい時は、ミルクを沸かすときにオレンジピールやシナモン、アニスなどのスパイスやラム酒を加えたり、できあがったホットチョコレートにマシュマロを浮かべたりしてみて。
飲むだけで不思議と気持ちが和らぎ、なんとも幸せで贅沢な気持ちになれるショコラショー。
大切な人が元気のない時、一緒にほっこりしたい時などに作ってあげたいですね。
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