おしゃべりOK!コーヒーやお酒も飲める日本の次世代図書館3選

Posted by: AOI

掲載日: Feb 7th, 2015

今、これまでの図書館の常識を覆す、新しいタイプの図書館が注目を集めています。
おしゃべり厳禁、飲食禁止、そんな図書館のイメージとは180度違う次世代図書館をご紹介します。

「森の図書室」(東京都・渋谷区)

おしゃべりOK!コーヒーやお酒も飲める。 日本の次世代図書館3選
(C)森の図書室

おしゃべりOK!コーヒーやお酒も飲める。 日本の次世代図書館3選
(C)森の図書室

おしゃべりOK!コーヒーやお酒も飲める。 日本の次世代図書館3選
(C)森の図書室

「森の図書室」は渋谷駅から徒歩7分。道玄坂沿いという抜群の立地にある図書室です。この図書室、本が読めて、借りられて、なんと、お酒を飲むこともできます。お酒は、生ビールからワイン、ウイスキー、カクテルまで揃っていて、自家製ピクルスやタコライスなど、ちょっとしたフードもある。深夜1時までオープンしている、まるでバーのような図書室です。

実はこの図書室がオープンにするにあたって、昨年クラウドファンディングで資金集めがされました。その結果、1737人に支援され、目標額の10万円をはるかに上回る953万円が集まりました。

たくさんの人に望まれて生まれた画期的な図書室。新しい可能性がつまっています。

[森の図書室]

「武雄市図書館」(佐賀県・武雄市)

おしゃべりOK!コーヒーやお酒も飲める。 日本の次世代図書館3選
(C)CCCカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 武雄市図書館

武雄市という人口5万人の町の名が、2013年にリニューアルオープンした図書館によって、全国に知れ渡りました。企画・運営には、民間企業のカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が関わっています。館内は吹き抜けの2階建て。TSUTAYAの書店やスターバックスカフェが併設されており、館内にはほどよい“ざわつき”があります。図書館、書店、カフェが一体になった空間で、コーヒーを飲みながら本を読み、勉強も会話もできます。この図書館を目当てに市外からも人が訪れるので、町の活性化にもつながっているとか。

[武雄市図書館]

小布施町立図書館まちとしょテラソ(長野県・小布施町)

おしゃべりOK!コーヒーやお酒も飲める。 日本の次世代図書館3選
(C)小布施町立図書館まちとしょテラソ

地方でありながら洗練された町並みでファンの多い長野県・小布施町。2009年にオープンした「まちとしょテラソ」のコンセプトは、「学びの場」「子育ての場」「交流の場」「情報発信の場」という4つの柱による「交流と創造を楽しむ、文化の拠点」。清潔感と開放感のある空間は、建築家・古谷誠章氏によるもの。iMacが自由に使えたり、キッズスペースがあったりと、人々の集いの場としても機能しています。

[小布施町立図書館まちとしょテラソ]

次世代の図書館は、本を提供するだけでなく、人と人とをつなげるコミュニティの中心にもなっています。図書館は、私たちが思っているよりもずっとたくさんの可能性に満ちているのかもしれません。

PROFILE

AOI

AOI ライター・編集者

編集プロダクションを経てフリーランスに。自然が好き。堅苦しいことが苦手。旅するときはあまり計画をたてない。一度国際線に乗り遅れたことがある。

編集プロダクションを経てフリーランスに。自然が好き。堅苦しいことが苦手。旅するときはあまり計画をたてない。一度国際線に乗り遅れたことがある。

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