フランスのリゾート地であるコートダジュールのマントンは、世界でも有数のレモンの生産地。そんなマントンではレモン祭りというお祭りが行われています。中でも見どころは、100トン以上の柑橘類を使用して作られる巨大オブジェやパレード。お祭りの様子を覗いてみましょう。
お祭りの由来は?
100年以上も前から、お金持ちの人がバカンスを過ごす地域として知られているマントン。1895年に冬の町おこしをしたいと、ホテル経営者達がパレードの開催を計画した事がこのレモン祭りの始まりだそうです。
1920年代には、ヨーロッパ内でレモンの生産量一位を記録したこの地域。レモンを始めとする柑橘類をふんだんに使ったお祭りはすぐに人気を呼び、今に至ります。町の名産物を利用した町おこしはよくある話ですが、レモンをこんな形で使用するなんて想像力に溢れているなって感心してしまいます。
100トン以上の柑橘類を使用して作られたオブジェ達
こちらはピラミッドでしょうか。それにしてもすごい柑橘類の数!
(C)Anna Breitenberger/Shutterstock.com
よ~く見てみると、確かにオレンジですね、これは・・・(笑)
とにかくすごい迫力です。使用したレモンやオレンジは一体どのように処理するのでしょう・・・。捨てるのはもったいないですよね。
冬の憂鬱な気分を吹き飛ばす元気なカラー
(C)Anna Breitenberger/Shutterstock.com
冬は寒さや短さの影響で、どうしても気分が沈みがちになりますよね。そんな時に、こんな元気な色のパレードを見たら少しは気分が晴れそうです。
「ビタミンたっぷりです」と言わんばかりにはじけるオブジェ達。見ているだけで元気になれます。
夜のイルミネーションとパレード
夜はイルミネーションが楽しめるだけでなく、コンサートなど様々な催し物が開催されます。
そしてなんといっても、見所はパレード。さすが高級リゾート地だけあって、パレードもすごく派手ですね。昔のお金持ちの人たちは、こんな贅沢な娯楽と共に生活してきたのですね・・・。
寒い冬をオレンジと黄色で彩るMenton Lemon Festival。明るいカラーと、ビタミンCが寒さで凍える体と心に元気を与えてくれそうなお祭りです。
[イベニア]
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