21st AMENDMENT BREWERYは、カリフォルニア州サンフランシスコにあるビールメーカー。2000年に設立されたばかりの若い醸造所ですが、ユニークで個性的なパッケージデザインと、インパクトある味わいで人気を集めています。
21st AMENDMENT・・・ってなんだか風変わりな名前だと思いませんか? 日本語に訳すと「修正第21条」となります。
アメリカでは昔、アルコール飲料の製造や販売を法律で禁止していた時期がありました。しかし1933年に施行された「修正第21条」により、禁酒法が改正され、自由にお酒を楽しめるようになったという経緯があるのです。
21st AMENDMENT BREWERYの名前の由来からは、お酒に対する愛情とチャレンジ精神を感じます。そのパッケージデザインも、アメリカらしさが満載。
FREE! OR DIE IPA
「FREE! OR DIE IPA」はラシュモア山に刻まれる4人のアメリカ合衆国大統領、ジョージ・ワシントン、トマス・ジェファーソン、セオドア・ルーズベルト、エイブラハム・リンカーンをモチーフにしているビール。彫刻から飛び出しこっちに向かって突進しようとしているのはリンカーン!?
アメリカ精神を象徴する名言「自由か死か」を名前にいただいています。
HELL OR HIGH WATERMELON
こちらは夏季限定スイカビール。その名も「HELL OR HIGH WATERMELON」。
スイカ果汁を絞り入れたエールビールです。ほのかに甘くすっきりした味わいで、夏の暑い日にぴったり。汗だくになっときにごくごく飲みたいですね!
直営レストランではスイカを添えて出してくれますよ。
FIRESIDE CHAT
冬季限定の「FIRESIDE CHAT」はフランクリン・ルーズベルト大統領が国民に向けて行っていたラジオ演説に由来しています。スパイスをぴりりときかせて象徴的な味わいに。
BACK IN BLACK
ランプを掲げ何やら勇ましい姿の男性は、アメリカの独立戦争の英雄、ポール・リビア。真夜中に伝令として働き、イギリス軍の動きを味方に知らせました。アメリカでは「真夜中の騎行」として有名です。
これにインスパイアされて作られたのが、ブラックタイプのIPA。IPAは長期保存と温度変化にも耐えるようにアルコール度数を高めにしたイギリス生まれのビール。しかし英国風にとどまることなく、アメリカらしさを追求する意気込みを加えて、どっしりと重い深みのある黒ビールに仕上げたとのこと。
よく見ると、ポール・リビアが跨っているのは馬ではなくバイクではありませんか!?
パワフルさと遊び心が詰まった21st AMENDMENT BREWERYのビールは、いかにもアメリカ的。お土産にすると喜ばれること間違いなしです!
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