旅の大きなテーマのひとつである「食」。おいしいローカルフード、その国の名物料理を堪能するために旅に出る人も少なくないほど、旅にとって重要な要素。
「世界中のおいしいものを食べ尽くしたい!」という、好奇心いっぱいの食いしん坊さんにおすすめしたい国を8つお伝えします。
美食をこよなく愛する「フランス」
多くの人が「美食の国」と聞いて最初に思い浮かべるのは、やはりフランスではないでしょうか。見た目の美しさや味だけではなく、食を心から愛するフランスの習慣が評価され、2010年には「フランスの美食術」が無形文化遺産にも登録されました。
世界一のグルメ国「中国」
「4本足なら机以外、2本足なら親以外、空を飛ぶものは飛行機以外、海を泳ぐものは潜水艦以外、何でも食べる」と言うほど食に対して貪欲で、どんなものでもおいしい料理に変身させてしまう中国の食文化。グルメ好きならディープな中国の食文化の世界にどっぷり漬かってみたいですね。
東西の食文化の交差点「トルコ」
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「空腹で物見遊山するよりも、食べ過ぎて死ぬほうがましである」ということわざがあるというほど、食べることを大切にするトルコの人々。ヨーロッパとアジアの交差点でもあるトルコの料理は、様々な土地の影響を受けているため実にバラエティー豊か。ケバブに代表されるお肉料理はもちろん、シーフードやオリーブオイル、色とりどりの野菜をふんだんに使った地中海料理を思わせるようなものから、中東の香り漂うスパイシーな料理まで、様々な味を楽しめます。
知る人ぞ知る美食の国「ベルギー」
「真の美食の国はフランスではなく、われわれベルギーだ」と豪語する程、自他共に認める美食の国、ベルギー。ミシュランの星つきのレストランも多く、世界中の美食家が訪れます。800銘柄以上もあるというベルギービール、ワッフルやチョコレートに代表されるベルギースイーツも見逃せません!
グルメ好きの天国「タイ」
「安くておいしいものがお腹いっぱい食べられる」と、食いしん坊のグルメさんには天国のようなタイ。庶民的な料理から宮廷料理まで、様々な種類の料理が揃います。また「世界一おいしい料理」に選ばれたことがある「マッサンカレー」の発祥地でもあり、グルメ好きならぜひ一度は本場のものを食べてみたいところ。
ヨーロッパ食文化の原点「イタリア」
パスタ、ピザ、リゾットに代表されるように、世界中で広く愛されるイタリア料理。食に貪欲であったローマ人が生み出したイタリアの食文化は、ローマ帝国の繁栄と共に広くヨーロッパに影響を及ぼし、現在のヨーロッパ料理の原点になったとのだとか。イタリア式に仲間とのんびり語り合いながら、美食、美酒に酔いしれる。そんなヨーロッパ食文化の原点贅沢な旅をしてみたいですね。
多様な食文化を誇る、おいしい国「クロアチア」
世界の食通を秘かにうならせる国、クロアチア。おいしいワインやトリュフの隠れた名産地としても知られ、美しい自然に恵まれたこの国では、良質な食材が豊富。また歴史的・地理的にトルコやハンガリー、オーストリア、イタリアなど、様々な国の食文化の影響を受けたクロアチアの料理は、地域によって異なる国のような違いがあります。ひとつの国で色々な国の料理が楽しめるクロアチア、なんともおいしい国ですね!
世界一の美食の国?!「日本」
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最後にお伝えするのは、「日本」!
世界でも群を抜いて食に対する探究心が強い日本では、街の至るところに様々なジャンルのレストランが溢れかえっており、日本で食べられないものはないのではないかと思うほど。しかも本場から来た外国人が、日本で食べる自国料理のおいしさに感激するというほどハイレベルな料理が揃っており「世界一の美食の国」とも称されています。
ここで紹介した国以外にも、世界にはまだまだたくさんの美食の地が存在します。
「食べることは生きること」
人生という長い旅の中で、ひとつでも多くの新しい食べ物を味わいたいですね。
[World’s Greatest Foodie Destinations!]
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