先日、見る人によって二通りの色に見えるドレスが話題になりました。
みなさんは、あのドレス、何色に見えましたか?
どうして人によって見え方が違うかというと、人間は周囲の状況が変わっても同じものは同じ色で見えるように脳の中で補正をかけているのだそうです。でも、写真などでは光の当たり方がよくわからず、脳が間違って補正をかけてしまうことがあるのだとか。そうすると、人によって実際の色の見え方に違いが起きてしまうんですって。脳って奥が深い!
そして、今回は、そんな「色」の見え方について、面白いテストがありましたのでご紹介します。
すべての色が見えるのは人口の25%⁉
脳科学の立場から消費者の脳の反応を計測することで消費者心理や行動の仕組みを解明し、マーケティングに応用するというニューロマーケティングのエキスパートであるDiana Dervalさんが、LinkedInにこんな見え方テストを投稿しました。
さて、こちらですが、みなさんは何種類の色が見えますか?
答えは全部で39の色があるのだそうです。
20色以下しか色が見えなかった人は、人口の1/4を占めます。本来持つべき3種類の視細胞の中で1つが欠けており、赤系統、または緑系統の判別が難しい2色型色覚の持ち主です。
20色から32色見えた人は、ごく一般的。人間や霊長類などは青・赤・緑の錐体細胞を持っている、この3色型色覚の持ち主だと言われています。約100万の色が見えるのだそう。
32色から39色見えた人は、4色型色覚の持ち主。青・黄・緑・赤の錐体細胞を持っていて、3色型の100倍の1億色以上が見えると言われています。基本的に女性にのみ存在し、世界の女性の2~3%はこの4色型色覚なのだとか。
もちろん、コンピュータやスマートフォンのモニターによっても見え方が違うかもしれませんし、実際に注意深く見れば結果が変わってくることもあるかもしれませんが、いずれにしても、同じように見えていると思っていても、人はそれぞれ意外と異なる世界を見ているということなんですね。
さて、あなたの見ている世界は何色の色で染まっているのでしょう。
[ELITE DAILY]
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