女性のみなさんは、ひとりで海外へ出かけることはありますか?
出張だったり、プライベートだったり、その目的はさまざまかもしれません。自分のペースで動けるひとり旅はラクな反面、危険と隣り合わせのことも。近頃は物騒な事件も多いため、どこへ行くにもしっかり心の準備をしておく必要があります。
女性がひとり旅をする際に気をつけておきたいことを、実例を交えながら挙げてみます。
親切を装って、近づいてくる男性に注意
性的な目的があって近づいてくるケースと、お金を盗ろうとするケース、或いはその両方が考えられます。海外では「日本人女性=優しくて大人しい」と思われているため、近寄ってくる男性の多いこと多いこと! 単なるナンパの場合はともかく、前述の下心をもって接触するケースも少なくないため、安易な行動は慎みましょう。
【実例】トルコのイスタンブールへ出かけたときのことです。ハマムと呼ばれる現地の公衆浴場へ行ってみようと、行き先の住所を見せながら現地の男性に道を尋ねました。男性は親切を装ってハマムへ連れて行ってくれたのですが、受付の人とグルだったらしく、通常よりも高い料金を払わされる羽目に。
表参道や銀座を歩くようなオシャレな服装で、町に繰り出さない
日本人女性は、ほかの国の女性に比べて相当オシャレです。例えばヨーロッパの女性はオシャレだと思われていますが、彼女たちがドレスアップするのは特別な食事やイベントがあるときであって、それ以外のときは極めてカジュアルです。お上りさんはターゲットになりやすいため、特別な予定がある場合を除き、普段着で歩くのがベスト。現地の女性たちのようにスニーカーにレギンスで十分です。
【実例】オシャレをして歩くと、どこの国でも声をかけられる割合が高くなります。出会いを求めている人以外は、ラフな格好でお出かけしましょう。「話しかけないで」オーラを出しておくのもよいでしょう。
金目のものをちらつかせない、貴重品から目を離さない
世界でもリッチなイメージを持たれている日本。このため、スリや盗難のターゲットにされやすいのです。とりわけ発展途上国を歩き回る際には高価なジュエリーは身に着けないこと、路上でスマートフォンをチェックしないこと。
旅先のカフェでトイレへ立つ場合など、貴重品は肌身離さず持ち歩くように心がけましょう。「そんなの分かってる!」という声が聞こえてきそうですが、危なっかしい人が多いような・・・。オープンカフェや公園など、スマホのチェックに気を取られている間に貴重品を盗られるケースも少なくないため、気をつけたいものです。
【実例】フィリピンのマニラで暮らしていた時のこと。町の裏路地を友人たちと歩いている最中身につけていたネックレスをひったくられるという恐ろしい経験をしました。大して高価なものではなかったけれど、トラウマになりそうな出来事でした。
上記のポイントに注意すれば、誰にも邪魔されることなくひとり旅を満喫できるはず。万が一、怖い目にあってしまった場合は、加入している保険会社または現地の在日本大使館に連絡するようにしましょう。
ストレスフリーの快適なひとり旅を。ボン・ボヤージュ!
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