日々忙しく暮らしていると、ストレスを感じる瞬間も少なくありませんよね。例えば会社勤めをしていれば、理不尽な上司の言葉なども、のみ込まなければいけない瞬間も・・・。
思い切ってどこか遠くへ旅立ってしまえればいいのですが、現実問題なかなか厳しい人も多いはずです。
そこで今回は、米国心理学会もお勧めする4ステップのストレス解消法を紹介したいと思います。キーッとなったらすぐ実践できる簡単な方法ばかりなので、ぜひとも試してみてください。
ステップ1:腹の底から腹式呼吸を繰り返す
最初は深呼吸になります。単に呼吸をするだけでは不十分なので、まずは思い切り息を吐き、肺のなかの空気をすっかり吐き出してください。その後は腹の底に空気をためるイメージで、思い切り息を吸い込みます。この深呼吸を1分間に4回から6回のペースで行ってみましょう。
ステップ2:「リラックス」と自分に繰り返しつぶやき続ける
ステップ1の腹式呼吸に慣れてきたら、今度は息を吐きながら「リラーックス、リラーックス」と小声でゆっくりつぶやいてみてください。目を閉じるとより楽になれるのでお勧めです。
ステップ3:楽しかった旅の記憶を思い返してみる
風の吹き抜ける草原や、小鳥のさえずりが美しい森のトレッキングコースなど、思い出に残る旅の記憶がきっとあるはずです。目を閉じ深呼吸を繰り返しながら、楽しかった旅の記憶を思い出してください。美しい風景と時間の流れに身を任せましょう。
ステップ4:筋弛緩(しかん)法を行う
仕上げに、軽く運動を行います。息を吸いながら肩をすくめるように力を入れて、一気に脱力。そのまま20秒ほど息を吐きます。次はひじを脇腹に押し当てるように力を入れてから脱力し、20秒ほど息を吐きます。
目と口を顔の中央に寄せるように顔面に力を入れて、脱力。最後は全身に力を入れてから脱力をします。筋肉を緊張させて、一気にリラックスですね。
軽運動は感情のコントロールやストレス解消には最適だとか。誰もが好きなときに旅に出られるわけではありません。上手にストレスを解消して、午後の仕事に挑んでください。
[Strategies for controlling your anger – American Psychological Association]
[こころもメンテをしよう – 厚生労働省]
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