毎日の食卓や、一息つきたいときに欠かせないお茶。みなさんは緑茶派、それとも紅茶派ですか? 緑茶にも紅茶にも、カテキンやビタミン類など、体によい成分がたくさん含まれているのはご存知ですよね。
どちらも甲乙つけがたいものの、茶殻の活用という点で言えば、緑茶に軍配が上がりそうです。飲んだ後は、お料理に使って、余すところなくなく緑茶の成分を吸収できるのです。
捨てないで! 茶殻を食べた方がいいワケ
茶殻にはお茶には溶け出さない栄養素が、ぎゅっと詰まっています。その成分のひとつがお茶に含まれている食物繊維。緑茶の食物繊維は水に溶けないのですが、茶葉を食べればしっかり摂ることができます。食物繊維は大腸がん予防に効果的とされているので、積極的に摂取したいものです。
続いて抗酸化作用のある「ビタミンE」と粘膜や皮膚の健康を保つ「ビタミンA」。どちらも油に溶ける性質があります。緑茶を淹れる際には抽出できないのですが、油料理と一緒に食べることで、体内に吸収することができます。緑茶であれば日本茶でも中国茶でも、台湾茶でも同様の成分が期待できるそうですよ。
お茶文化の発達した台湾では、魚や肉を茶殻で煮込んだ料理をよく食べるそうです。あっさりしていておいしそうですね!
おつまみにも、毎日のお弁当にもぴったりの茶殻を使った常備菜をご紹介しましょう。
【材料】
春雨…100g
好みの野菜…適宜
サラダ油…大さじ1
茶殻…10g
ナンプラー…大さじ1
レモン汁…きゅっとひと絞り(大さじ1程度)
水…1/2カップ
【作り方】
フライパンにサラダ油を熱して中火にかける。カットした野菜と茶殻を炒める。弱火にして、茹でた春雨(長いようならキッチンバサミでカット)、水1/2カップ、ナンプラー、レモン汁を加えてよく混ぜ合わせます。お好みでパクチーを添えて、どうぞ!
基本のレシピを覚えたら、チキンや海老、卵などを一緒に炒めてもOKです。今回はナンプラーで味付けしましたが、めんつゆと和風だしを使えば和風の仕上がりに。唐辛子を入れて、ピリ辛に仕上げても◎ 温かくても、冷たくしてもおいしいですよ。
このほか、茶殻はふりかけにしたり、つくだ煮にしても食べやすいものです。コロッケや天ぷらなど揚げ物を用意する時に用意してみると、箸休めにもよさそう。余った茶殻があれば、ぜひ日々の食卓にも活用してみてくださいね。
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