驚くほど美味しくて安い、マレーシアの屋台グルメ。現地を訪れたら「パサ・マラム」と呼ばれる夜市(ナイトマーケット)は外せません! 毎日どこかで開催される夜市には、肉や魚料理から麵料理にデザートまで、ありとあらゆる食べ物が一堂に集結。
ペナン島・ジョージタウンの夜市 (C)sweetsholic
人気の夜市を見つけるには、ガイドブックに載っているような大きなところを除き、地元の人に尋ねてみるのもひとつの方法です。何百メートルにも渡って続く夜市の賑やかさと熱気溢れる雰囲気を感じながら、屋台グルメを食べ尽くしましょう。ご紹介する料理は、どれも100〜150円程度です。
右手前から時計回り:牡蠣のオムレツ、チャー・クイティヤオ、オタッオタッ
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Char Kway Teow(チャー・クイティヤオ)
「クイティヤオ」という米粉麺を、もやしやニラなどの野菜、海老、中華ソーセージなどと共に、強火で炒めた醤油ベースの料理。ビールが欲しくなる濃いめの味付けです。麺料理では、海鮮風の焼きそば「ホッケン・ミー」や汁麺「ラクサ」なども人気があります。
Otak Otak (オタッオタッ)
魚のすり身にココナッツやスパイスを加えて、バナナの葉にくるんで焼いたもの。ピリリとした辛さが病みつきに。
Lok Lok(ロクロク)
串に刺さった肉や魚団子、野菜やキノコなどを、専用のポットで調理して食べるセルフサービスの楽しい料理。醤油ベースのタレやチリソースなどにつけていただきます。野菜不足になりがちな夜市においては、ありがたい存在。
Satay(サテー)
いわずと知れた、マレーシアを代表する焼き鳥。ピーナッツソースと生野菜を添えていただきます。
Rojak(ロジャック)
キュウリやリンゴ、マンゴーにパイナップルなどを、海老がベースの甘辛いタレでいただくサラダ。デザートと料理の中間のような存在は、口直しにピッタリ!
ちなみにロジャックには中華風とインド風があります。インドスタイルは揚げ物が中心で、ピーナッツソースをかけて食べます。
マレー系、中華系、インド系の人々が暮らすマレーシアでは、それぞれが訪れる夜市も異なります。例えば中華系の多く住むペナン島や、クアラルンプール、イポーなどでは、中華系の屋台が充実。マレー系の多いボルネオ半島のサバ州・サラワク州には、マレー系の屋台が目立ちます。
出来立ての熱々をいただきましょう!
どの夜市も扱っている料理は似ているのですが、味付けが微妙に違うのです。屋台上級者を目指すなら、同じ料理を異なる屋台で食べ比べてみるのも面白いかもしれませんよ。
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