ポスターや広告はもちろん、町の至る所で美的センスを感じることの多いフランス。例えば、ベーカリーでバゲットを購入したときの包み方だったり、見た目のオシャレな冷凍食品だったり。
デザインやパッケージングに対するこだわりは、思わぬところにもありました。そのひとつが、インテリアの一部にしてもよさそうな「オイルサーディーンの缶詰」です。温かみのある優しい手描き風のパッケージは、キッチンに飾っておきたくなるかわいさ!
ブルターニュ生まれの缶詰ブランド
フランス北西部にある、海に囲まれたブルターニュ地方。キブロン漁港で捕れる新鮮な魚を秘伝のレシピで加工、缶詰にしてその美味しさを多くの人々に伝えてきたのが、創業1932年の缶詰ブランド「La belle-iloise(ラ・ベル・イロワーズ)」です。
もともとはブルターニュ地方や北大西洋沿岸の地域で販売を手がけていましたが、根強い人気を受けて、昨年にはパリのオデオン地区に直営ブティックをオープンしました。
個性的なフレーバーが揃うオイルサーディーン
イワシ、マグロ、鯖を用い、さまざまなフレーバーの缶詰や魚の加工品を取扱っています。どれもパッケージ買いしたくなってしまいそう!
上質なオリーブオイルでマリネした定番のものから、オリーブとアンチョビ、ハーブで作るタプナードでマリネしたもの、爽やかな口当たりの白ワイン・ミュスカデで風味づけしたもの、地中海の陽射しをたっぷり浴びたトマトやニンニクで作ったものなど、フタを開ければ、そのままおつまみになりそうなラインナップです。
ツナ缶もイメージが覆されそうなキュートさです。
サバ缶だって、こんなにオシャレ!
実際に購入してみました
オイルサーディーンは手のひらサイズで、重さは約170g。缶詰は重ねて持ち運べるため、スーツケースの中でもかさばらない感じです。お土産にぴったりですね!
どちらもサーディーンがふっくら。タプナード味はピザのトッピングにして、酸味が爽やかなミュスカデ味はサラダに入れても美味しくいただけました。サーディーンはひと缶4.5ユーロ程度(約600円)。缶詰にしては、ちょっと高めですね。
国内では、楽天市場やフランスの食材を取扱う通販サイト「アクアメール」などでも購入できるようです。それにしても缶詰や冷凍食品までオシャレなフランス。美意識の高さを感じますね!