いつも新しいアイデアやエネルギーに溢れたクリエイティブなあの人。想像力豊かで独創的、元気いっぱいに様々な物事を次から次へと作り上げてゆくクリエイティブな人は、とても魅力的に見えますよね。
クリエイティブな人は平均的な人と比べると、少し違う様々な特徴や特別な才能があるとも言われていますが、誰しもがクリエイティビティ(創造力)を兼ね備えているものだと思います。私たちに与えられた創造力を伸ばすための、9つの習慣をお伝えします。
毎日やるべきことを書き出す
あれをしなきゃ、これをしなきゃ・・・といつも頭の中がごちゃごちゃだと、新たな閃きやインスピレーションはなかなか浮かんでこないもの。毎日、仕事から家事までたくさんのタスクがあり、つい時間に追われがちですよね。そんな方は、普段から未来の予定だけではなく、日々の仕事や家事のタスクをスケジュール帳などに書き出してみてはいかがでしょうか? 紙に書き出すことにより頭の中がきちんと整理されて、気持ちもスッキリすることでしょう。またしないといけないことが視覚的に確認できるので優先順位をつけたり、時間の管理がしやすくなり、タスクが早く片付きます。
ミスを恐れない
あまりにも失敗を恐れてばかりいると、いつも同じことの繰り返しばかりになってしまい、新しいことに挑戦する機会や、クリエイティビィティを磨くチャンスを逃してしまうことに。慎重になることも大切ですが、失敗を恐れず、興味のあることにどんどん挑戦してみませんか? 時には失敗することがあっても、きっと大丈夫。「失敗は成功のもと」という言葉があるように、失敗したってきっと人生の糧となるはずです。
「今」を楽しむ
過ぎ去った過去をくよくよ悩んだり、まだ来ぬ未来の心配ばかりして「今」を見失っていませんか? 様々なアイデアに溢れる人は、いつも目の前の出来事、今この瞬間、興味を引かれるものにぐっと集中できる力を持っています。どうすることもできない過去や未来ばかりを気にするより、目の前で起こっているたくさんの面白い事、素敵な事を見逃さないように、今この瞬間に心を集中させたいですね。
辞書を読む
辞書を「引く」人はたくさんいても「読む」人はあまりいないのではないでしょうか? 気の向くままに、気の向くページを読んでみましょう。今まで知らなかった新しい言葉を見つけられるかもしれませんし、普段使っている言葉でも「こんな意味、由来があったんだ!」「こういう説明の仕方があったのか」と、なかなか面白いものです。学生時代に使った本棚に眠っている辞書を手にとってみましょう。きっと新しい発見がたくさん詰まっているはずです。
行ったことのない場所に行く
見た事のない景色、食べた事のない食べ物、聞いた事のない音、嗅いだ事のない香り、感じた事のない空気。新しい出会いや発見は、新たなアイデアや閃き、創造性やインスピレーションを高める良い機会です。遠くまで旅にいくことができなくても、大丈夫。オフィスや行きつけのお店へ、いつもとは違う道を歩いて行ってみましょう。また、電車やバスで通勤している人は、いつもより一駅手前で降りて歩いてみて。今まで気が付かなかった素敵な景色や物が、新たな閃きを与えてくれるかもしれません。
完全にパソコンやスマートフォンから離れる時間を設ける
毎日朝から晩まで、パソコンやスマートフォンの画面とにらめっこしてばかりしていませんか? できることなら、せめて夜だけでもパソコンから離れてスマートフォンもオフラインにしたいところですが、仕事の関係でなかなかそうはいかないという人も多いですよね。電話やメール、SNSの普及でいつでも、どこにいても人と繋がれる便利な時代。ですが、だからこそ一人心静かに過ごす時間を大切にしたいですね。1日に30分だけでもいいので、画面から目を離して、ゆっくりと呼吸をしながら青い空や緑の木々の様子に心を集中させてみませんか。心も体もリフレッシュされ、よりクリエイティブな仕事ができることでしょう。
身の回りを整理整頓する
「考えがまとまらない」「良いアイデアが浮かばない」「なんだか落ち着かない」
そんな時は思い切って一旦作業を中断して、身の回りを整理整頓してみましょう。
「デスク周りが散らかっている人はクリエイティブな傾向にある」という研究報告も存在するそうですが、どうしても良い案が頭に浮かんでこない時におすすめの方法です。すっきりとした空間に身を置くことにより気持ちがリフレッシュされ、新たなアイデアがパッと心に浮かんでくるかもしれません。
ゆっくりと体を休める
「脳が疲れている時はクリエイティブになる」という研究報告もあるそうですが、やはりあまりにも疲れていては集中力も散漫となり、何事にも身が入りませんよね。やっぱり脳はしっかりと休めてあげた方がパフォーマンスもよくなり、アイデアも出やすくなります。そのためにも、どんなに忙しくても上手に体を休める習慣をつけましょう。
他人の評価を恐れず、自分らしく生きる
「どんなに頑張っても、評価してくれる人、見てくれる人がいなければ意味がない」という人がいます。確かに一理あると思います。ですが、「どうすれば他人から評価をされるか?」ということばかり考えて、自分の信念や自分らしさを見失ってはクリエイティビティも失われていくのではないかと思うのです。周りの様子も見つめつつ、自分の信念や情熱を形にして、うまく周囲とつながってゆく方法を見つけ出せるスキルにこそ、クリエイティブな人間として評価されるか否かがかかっているのではないでしょうか。他人の評価を恐れず、自分の信念を貫いてみましょう。
最後に、様々な創作活動をしている人たちの多くが、毎日コツコツと一定の時間を創作、作業に費やしていると言います。やるべきことを毎日きちんとこなしながら、よりクリエイティブになれるよう、これらの習慣を心がけたいですね。
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