TwitterやFacebook、そして最近人気上昇中のInstagram。日々の記録や情報発信、コミュニケーションツールとして、こうしたSNSは、今や多くの人々の生活に根付いています。
便利な道具である一方、しかし時には思わぬ失敗を招いてしまうことも。過去の自分の投稿を振り返って、どうしてあんなことを書いてしまったんだろう・・・と後悔してしまったという経験はありませんか? SNSの「黒歴史化」の実態調査を参考に、失敗しないSNSの使い方を考えていきましょう。
気づいていないだけで赤っ恥!?SNSに残された過去の残骸たち
トレンド総研が実施した調査によると、自分の過去のSNS投稿を振り返って「黒歴史」だと感じた人は、32%という結果に。
「彼氏となかなか会えず、病んだツイートをしていたのが恥ずかしい」
「若さゆえの万能感と正義感にあふれたブログ記事。改めて見たら純粋に恥ずかしかった」
このように時間を置くことで自分の行動を客観視し、後で振り返ったときに「イタさ」に気づくケースが多いよう。
特に恋愛におぼれているときや、酔っぱらっているときなど、理性を失いがちな瞬間の投稿は危険です。気をつけましょう。
自分の投稿よりも友人の投稿の方が黒歴史化に気づきやすい
しかし、もっと恐いのが、「友人や知人の投稿を見て、『これはいずれ黒歴史になるだろう』と感じたことがある」という人が、49%にものぼったこということ。
他人のことは自分のことより客観的に見ることができる、ということを踏まえれば、自分が気づいていない黒歴史はまだまだ存在しそう・・・!
避けた方が無難、黒歴史化しやすい投稿
みんなはこんな投稿で失敗を経験したそうです。
「恋愛に関するネガティブな内容」(34%)
「恋愛に関するポジティブな内容」(18%)
「仕事に関するネガティブな内容」(21%)
恋愛に関してはポジティブな状態であっても、ネガティブな状態であっても注意が必要です。勢いで投稿したくなったときは、まず深呼吸して自分を落ち着かせましょう。
笑って済ませられない失敗も
仕事がらみのグチや批判的意見の投稿は、後々自分の首をしめることにもなりかねません。
SNSへの投稿でトラブルを経験した人のうち、「投稿内容が職場に知られて上司・同僚などからの信用をなくした」という人は10%もいるのです。
個人的つぶやきを投稿したつもりでも、ソーシャルネットワークに乗ってどこまでも広がっていくということをお忘れなく。
黒歴史化への対応は
SNSの黒歴史化に気づいたら投稿の「編集」か「削除」、もしくは「公開範囲を限定する」か「非公開」という手段をとりましょう。
アンケートでは「アカウントごと削除した」という人が43%という結果でした。ボタンひとつで何もかも消し去ってしまえるというのもSNSの利点ではありますが、場合によっては、自分の手の届かないところに情報が拡散してしまったということも起こりえます。取り返しのつかない事態に陥ってしまわないように、SNS投稿時の「自分ルール」を決めておくことも必要かもしれません。
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