富山県東部にある立山連峰のふもと、上市(かみいち)町に北陸随一の霊場があります。パワースポットとしても有名な真言密宗の大本山で、滝行などのスピリチュアルな体験を一般の参拝者も楽しめる観光地になっています。
そこで今回は、真夏の特に暑い時期に訪れたい大岩山日石寺(おおいわさんにっせきじ)について紹介します。
725年創建の真言密教の拠点
富山県の上市町にある大岩山日石寺は725年の創建、最盛期には21の末社、60の坊社、1,000人以上の僧兵を持った真言密教の一大拠点です。
度重なる火災と再建を繰り返して現在に至りますが、国指定史跡の高さ3mを超える石仏や三重塔、六本滝、隣接して流れる大岩川沿いの千巖渓(せんがんけい)と呼ばれる景勝地など、今もなお見応えのある建造物や景観が寺院の内外に密集しています。
滝行は日石寺観光のハイライト
修験者だけでなく観光客にも人気なイベントに、日石寺の滝行があります。大寒の日に行われる寒修行は特に有名で、テレビ中継されるほど。
もちろん真夏の滝行もOKです。同寺の事務所スタッフに聞いたところ、1年中予約を入れればいつでも体験できる上に、白装束に履物、タオルも貸し出してくれるそうなので、夏の暑い日に北陸新幹線で富山に訪れ、滝行を体験してみては?
交通ルートは北陸新幹線の富山駅下車後、富山地方鉄道に乗り換えて上市駅へ。その後はバスかタクシーで同寺を目指してください。もちろん最初から富山駅前でレンタカーを借りて、足を運んでもOKです。
日石寺は門前街で食べられる大岩そうめんも有名です。ところてんや山菜料理、川魚、あずき白玉などもおいしく食べられるので、併せて立ち寄ってみてください。
寺院の都合で滝行を体験できない場合もあるので、必ず事前に連絡をして予約を入れてくださいね。
[大岩山日石寺]