ほんのり甘くて、後味さわやかなりんごの発泡酒「シードル」。アルコール度数も3〜5%程度と低いので、ジュース感覚でゴクゴク飲めちゃうお酒です。
世界にはさまざまなシードルが存在します。アメリカで「サイダー(シードル)」と言うと、本物のりんごジュースを指すので気をつけて! 今回の記事では、フランスで流行中の進化系シードルをピックアップしてみます。
フランス産シードルの選び方
夕食前のお酒の時間「アペリティフ」にはもちろん、そば粉の食事クレープ「ガレット」を食べるときに合わせていただくことの多いシードル。フランスには、アルコール度数が低めの「doux(甘口)」と、「brut(辛口)」の2種類あります。
シードルはビールと同じく、メーカーによって味が異なります。シードルの本場「ノルマンディ」または「ブルターニュ」地方で造られたものは、味に深みとコクがあっておいしいものです。
ここ最近では、シードルにりんご以外の果物を合わせた「進化系シードル」も目立つようになりました。
ロゼにピーチに洋梨! オシャレな進化系シードル
創業1919年のノルマンディーのシードル醸造会社「Ecusson(エキュソン)」では、新しいフレーバーのシードルの醸造を積極的に行っています。「わぁ、なんてキレイなの!!」と、女子なら歓喜しそうなシードルをご紹介しましょう!
ピンク色のロゼ・シードル/Rosé Cider
赤い実ベリーの香りがふわっと広がるフルーティーな「ロゼ・シードル」。ロゼワインよりも若干濃いめの色味も素敵です。フランスの女子飲みに持参すると、「センスいい」「飲みやすい!」と、現地の女性たちからも賞賛されるイチオシのシードル(現地のスーパーで普通に買えるのに!!)。
琥珀色のピーチ・シードル/Cider & Pêche
オレンジがかった明るい琥珀色の「桃のシードル」。白桃のようなほのかな香りを期待していましたが、結構強めの香りです。若干、人工的な香りかも? 通常のシードルに近い味わいです。
後味スッキリの洋梨シードル/Cider & Poire
りんごと洋梨と組み合わせた「洋梨のシードル」。通常のシードルよりも、より一層すっきりとした味わいに仕上がっています。甘さ控えめなせいか、男性ファンも多いようです。上記2種はアルコール度数3%、洋梨は2.5%です。
エキュソンのシードルは国内でも手に入りますが、今回ご紹介したラインナップは取り扱いがないようです。通常のシードルに、フランボワーズリキュールやピーチリキュールを合わせたり、「ポワレ」という洋梨の発泡酒とシードルを合わせれば、なんちゃって進化系シードルがおうちでも楽しめます。
休日の昼間から飲みたくなっちゃうシードルの簡単カクテル、この夏のイチオシです!
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