まだまだ厳しい暑さが続く今日この頃。夏バテや熱中症には十分気を付けたいですよね。
ところで「昔、日本よりもっと暑くて、エアコンや扇風機、冷蔵庫もなかった砂漠の人たちはどのように暮らしていたんだろう・・・。」そう思ったことはありませんか?
古来より砂漠の国の人々に伝わる暮らしの知恵には、私たち現代の日本人でも学べることがきっとあるはずです。そこで、夏を元気に乗り切るための砂漠の民の5つの知恵をお伝えします。
直射日光を避ける
灼熱の太陽が照り付ける砂漠。昼間、焦げるような日差しから身を守るために、生き物たちは地面に穴を掘り、人々は日陰で暑さを凌いできました。熱中症予防のためにも、暑い日はできるだけ外出を避け涼しい室内で過ごすことを心がけたいですが、どうしても炎天下を歩かなければならない時は帽子を被って直射日光から頭を守りましょう。
水分補給はこまめに
熱中症予防のためにも心がけたい、こまめな水分補給。のどが渇く前に水分補給をすることが大切です。砂漠の国の人々は、ミントティーを愛飲してきました。食欲不振や睡眠不足を改善する効果のあるミントティーは、夏バテ対策にもぴったり。爽快感のあるミントは、体も心もシャキッとスッキリさせてくれます!
また、夏の水分補給にはココナッツウォーターもおすすめ。汗をかいて不足しがちなカリウムをはじめ、カルシウム、マグネシウム、ナトリウムといった様々なミネラル、ビタミンが豊富に含まれており「天然のスポーツドリンク」とも呼ばれています。デトックス効果の高いカリウムを豊富に含むため、美肌作りにもおすすめですよ!
通気性のよいゆったりした服を着る
砂漠の国の伝統的な民族衣装は、ゆったりと体を包み込むようなものばかりですよね。特に女性がゆったりとした服を身に着けるのは「体のラインを隠すため」という宗教的な理由も含まれていますが、体を締め付けない服は汗や熱を体から逃がす働きをしてくれるので、暑い夏にぴったり。タイトなデザインの服は血管を圧迫するため血の巡りを悪くし、暑い季節にも関わらず冷え性に悩まされる原因にも。体を締め付けるようなデザインの服はできるだけ避け、綿や麻などの通気性の良い素材のものを身に着けましょう。
お昼寝をする
昼間、最高気温が50度を超えることが珍しくない砂漠。人々は、太陽が照りつける昼間はなるべく日陰で休憩し、日が暮れ気温が下がってきてから活動してきました。ところで、砂漠に限らず世界中の暑い地域では、体力の消耗を少しでも抑えるために「お昼寝」を日常的に取り入れている国が多く見受けられます。スペインの「シエスタ」もそうですね。暑さによる疲労を少しでも軽減するため、お昼寝を上手に取り入れてみませんか。
デーツを食べる
デーツとは「なつめやし」の実のこと。暑く過去な砂漠に育つデーツは、その生命力の強さから「生命の木」と呼ばれ、中東諸国では「神の与えた食物」として何千年も愛されてきました。1日に1粒食べるだけでも生きていけると言われるほど栄養分が豊富なデーツ。砂漠を旅するキャラバンには欠かせない食材だったのだとか。ミネラル、カリウム、鉄分、食物繊維などが多く含まれており、美容に熱心な女性や貧血の方などにおすすめのスーパーフードとして注目されています。
いかがでしたでしょうか。
どれも今すぐ簡単に取り入れられるものばかり。砂漠の民の知恵をかりて今年も元気に夏を乗り切りましょう!
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