500円あれば、外食チェーンなら牛丼やカレーに、ラーメンや天ぷらうどんが食べられる日本。コンビニで淹れたてのコーヒーとドーナツを買えば、300円以内で手軽なティータイムが過ごせてしまう贅沢さ・・・!
フランスで生活をしていると、よく現地の友人から「日本は物価が高そう」と言われるのですが、フランスの方がよっぽど物価が高い気がします。バゲットサンドでさえ、500円以上するのですから!
フランスの物価って?
2015年8月現在、1ユーロ138円。現地では、1ユーロを100円のような感覚で使っているイメージだと思ってください。
カフェでエスプレッソやアメリカンコーヒーを頼めば200〜250円程度ですが、カプチーノやホットチョコレートは500円ぐらいします。都会のカフェじゃなくても、こんなに高い! 500円以内では食事なんて、到底ムリです。極め付けはマクドナルドで、バリューセットさえ買うことができません。ちなみにマクドナルドのセットメニューの多くは、1000円以上(!)します。
ガラクタ多し! フランスの2ユーロショップ
国内の100円ショップにあたる「2ユーロショップ」では、100円ショップと比べて品揃えは悪いし、ガラクタばかり。2ユーロ(約270円)払ったら、それなりの対価は期待したいものですが・・・。
それ故に、日本旅行から帰ってきた友人たちは「日本って物価安い! しかも100円ショップがめちゃくちゃ良い」と感激するようです。
2ユーロショップ内。小さいし、ちょっとショぼい!? (C) sweetsholic
さて、フランスでは500円以内でどれぐらいのものが買えるのでしょう? 500円を握りしめ(実際は約3.6ユーロ。※1ユーロ138円で計算/2015年8月現在)現地のスーパー「Monoprix(モノプリ)」へ行ってまいりました。
500円で買えたもの
キャロットラペならぬ「セロリラペ」、バゲット・カンパーニュ(ハーフサイズ)・ミネラル感たっぷりのビオワイン(180ml)を購入。ランチを想定して購入してみたのですが、ちょっと寂しい印象かも。
国内だと500円以内では買うことのできない質の良いワインやチーズ、ジャムにビオ製品(有機農法で作られる製品)などが安く買えるのは魅力的です。ただ、これらはフランスの広範囲の地域で生産されているので、安くて当たり前なのかも。
相対的に見ると、500円以内でクオリティの高いものが手に入るのは、やっぱり日本! フランスは500円以内で買えるもののチョイスが国内よりもずっと少ないようです。
ほかの国と比較してみても、日本は食べ物も日用雑貨も、コスパの良いものが目立つようです。国内大手の100円ショップ「ダイソー」やファストファッションの「ユニクロ」が世界で人気の理由も、こんなところにあるのかもしれませんね。
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