埼玉県にある鉄道博物館では9月27日(日)まで、高度成長期に沸く昭和39年の東京を模したジオラマが特別展示されています。
これは株式会社ディアゴスティーニ・ジャパンから週刊「昭和にっぽん 鉄道ジオラマ」が発売されたことを記念して企画されたもの。
9月16日(水)にはオープニングイベントとして、鉄道ファンとして知られる中川家によるトークショーも開催されました。
剛は「昭和にっぽん 鉄道ジオラマ」の完成品を前に、ジオラマのパーツに夢中。「ほんま細かいな〜。ようできとる!」と、トーク中にも関わらずしゃがみこんでジオラマをいじりだす剛に礼二が突っ込みを入れる場面も。
礼二が「ジオラマってスペースの問題があるでしょ。僕は部屋中に広げたくても、奥さんに怒られる。だから僕は車両の模型を集めてます。」と鉄道ファンだけれどジオラマにハマれなかった理由を話すと、司会から「昭和にっぽん 鉄道ジオラマ」が通常の半分ほどのサイズで完成できる、という紹介が。「へー、それはジオラマが好きな人にはありがたい」と、2人とも感心した様子でした。
「昭和にっぽん 鉄道ジオラマ」は鉄道模型の規格で広く普及している「Nゲージ」よりもサイズの小さい「Zゲージ」を採用しているため、鉄道だけでなく建物も街もさらに“ミニチュア“。同じ内容のものを「Nゲージ」規格で作るとなるとタタミ1畳を超えるスペースが必要になりますが、「Zゲージ」なら半畳ほどのサイズでOKなんです。
しかし、「昭和にっぽん 鉄道ジオラマ」の魅力は、何と言っても、その小さなサイズのなかに懐かしさ満載の東京の原風景が“凝縮”していることにあります。
ジオラマの舞台は昭和39年の東京。新幹線が開通し、初めてのオリンピック開催に沸き、都市開発が進む一方で、緑の田園風景や里山が残る。憧れの東京タワーの足もとには、古びた小さな家や銭湯が軒を連ねる下町が広がります。ジオラマの中を電気で走る新幹線“0系“やローカル線の“キハ52“の模型の目線になって、ぐるりとジオラマの街をめぐれば、当時の東京の活気と、人々の暮らしの息づかいまで聞こえてきそうです。
9月最後の週末。夏の終わりを感じながら、懐かしい鉄道ジオラマの中に、昭和のノスタルジーを探しに行ってはいかがでしょう?
[鉄道博物館]