健康にも美容のためにも、欠かせない水。みなさんが常飲しているのは、水道水でしょうか、それともミネラルウォーターでしょうか?
国内では水道水を飲んでいる人も、海外旅行の際にはペットボトルの水を購入することも多いのでは? 海外でも国内のように安心して水道水を飲める国もありますが、水質が異なるなど、体に合わないケースもあります。
そこで今回は、水選びに役立ちそうな、市販の「水」についての豆知識をご紹介したいと思います。
ミネラルウォーターとドリンキング・ウォーターの違い
海外でも特に東南アジアで見かけることの多い「ドリンキング・ウォーター(drinking water)」。不純物を取り除いて浄水したもので、水道水となんら変わりません。ミネラルウォーターと比べて値段が安いのが特徴です。
一方の「ミネラルウォーター」は、山岳などで採水される湧き水をボトル詰めにしたもの。水分の摂取だけでなく、カルシウムやマグネシウムなど、不足しがちな栄養素補給に最適です。
もともとは温泉水だった! ミネラルウォーターの歴史
ミネラルウォーターの採れる原泉は、古くから療養を目的とした温泉やスパとして広く親しまれてきました。例えばフランスの硬水「エビアン」や「ヴィッテル」、天然炭酸水「バドワ」などの原泉も、もともとは温泉やスパとして発展してきた土地です。
フランスでは、エビアンのフェイシャル・スプレーが出回っていたり、疲労回復や健康促進といったエビアンの特性を生かしたスパプログラムを提供する「エビアン・リゾート」があったりと、ミネラルウォーターの効果は水分補給以上だということが分かります。
体に良い成分たっぷりのミネラルウォーター(湧き水)を、原泉から遠い人々に届けるための手段としてボトル詰めにしたのが、現在わたしたちが飲んでいるミネラルウォーターというわけです。ヨーロッパのミネラルウォーターは殺菌処理を行なっていないため、本来の成分を余すことなくとり込むことができます。
水の豆知識、いかがでしたか? ご自身の好みや、ニーズに合わせて選んでみてくださいね!
[参考文献:「Culinaria France」Konemann]
[Interex Corp.]
[evian]
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