【ネパール】美しい湖畔を歩きたい、ヒマラヤ山脈が一望できるポカラへの旅

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Nov 4th, 2015

ヒマラヤ山脈で有名なネパール。8,000m級の山々が連なる世界一高い山脈になりますが、その光景をゆっくり眺めようと思っても、チャンスは限られてしまいますよね。

【ネパール】美しい湖畔の観光地ポカラへの旅

そこで今回は、現地在住のネパール人への取材&筆者の滞在経験から、ヒマラヤ山脈の展望を落ち着いて楽しめる国際的な湖畔の観光地、ポカラを紹介したいと思います。

ポカラは旅の緊張を少し和らげてくれる場所

【ネパール】美しい湖畔の観光地ポカラへの旅

そもそもポカラとは、ネパールの中央に位置し、インドとチベットを結ぶ交易の拠点として栄えた町になります。同地にはフェワ湖と呼ばれる大きな湖があり、その湖畔を中心として国際的な観光地が形成されています。

ネパールの首都カトマンズに足を運ぶと、交通量の多さや道の悪さ、タクシーやバイクのクラクションの音に圧倒されて、旅慣れている人でも自然と神経がすり減ってしまいますが、一転してこのポカラは落ち着いた観光地といった印象があります。

もちろん舗装されていないガタガタ道や、クラクション、真っ黒い排気ガスをまき散らす年季の入った自動車など、ネパール特有の光景は一部にあるのですが、カトマンズと違ってどこか落ち着いた時間が流れていますので、旅先の警戒心をちょっとだけ緩められる場所でもあります。

レイクサイドの遊歩道は絶対に歩きたい

【ネパール】美しい湖畔の観光地ポカラへの旅

カトマンズ発、ポカラ空港着の飛行機を降りたら、真っ先に目指すべき場所はレイクサイドです。湖畔の道にレストランや各種のショップ、インターネットカフェなどが立ち並び、レンタル自転車の貸し出しやボートの貸し出しもあります。

観光地は南から北へと進むほどににぎやかになっていきますので、空港からタクシーでレイクサイドと呼ばれるエリアの南端に下ろしてもらったら、湖畔の道を北に向かって歩いてください。

特にゆったりとヒマラヤ山脈の展望を楽しめる散歩道は、アーミーキャンプ(旧国王別荘)の奥から続く湖畔の遊歩道になります。現地のネパール人ガイドが最初に連れていってくれた散歩コースでもあります。

目抜き通りからアーミーキャンプの北側に面して湖へと続く細い道路がありますので、目抜き道路から左折して湖畔を目指してください。湖にたどり着くと、右手の水辺に遊歩道が見えてきます。一歩足を踏み入れると、正面に魚のひれのように切り立ったマチャプチャレ(6,993m)やアンナプルナ(8,091m)の山々が目に飛び込んできます。

遊歩道の終わりまで歩いたら、右折して目抜き通りに戻ってください。ちなみにその角にある『Bamboo Bar』は旅行者にも人気のバーですよ。

ポカラには「セブンイレブン」も・・・

【ネパール】美しい湖畔の観光地ポカラへの旅

もちろんポカラには日本食レストランもあります。地元でダルバート・タルカリ(ネパール風のスープカレーのような食べ物)ばかり食べていると、いくらおいしくても、さすがに日本食が恋しくなってきますが、カトマンズにもある人気の和食料理屋「桃太郎」の支店がポカラにもありますので安心です。

さらに同地にはなんと、「セブンイレブン」まで出店しています。

「うそでしょ?」と筆者も驚きましたが、実際にあのおなじみの「セブンイレブン」の看板がレイクサイドの目抜き通りに掲げられています。「さすが、セブンイレブン。ここまで進出しているのか」とうれしくなりますが、実際はロゴだけ一緒で、“セブンイレブン”という名前のダンスホールです。間違えて入らないでくださいね。

以上、ネパールを代表する観光地、ポカラについてまとめました。冒頭でも触れましたが、南アジアの騒々しさにちょっと疲れたら、ポカラに退避してみるといいかもしれませんね。

[All photos by Shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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