いよいよ一年のしめくくりの12月が始まります。フランスのストラスブールの12月は1年で最も美しい季節。クリスマスのイルミネーションが街全体を彩り、大規模なクリスマスマーケットが開催されます。街を歩くだけでも心が弾み、ストラスブールの12月は魔法がかかったように、すべての人を幼い頃誰もが夢見たクリスマスの世界へと誘ってくれます。そんなストラスブールの街を紹介したいと思います。
ストラスブールの街とは
ストラスブールはフランスの東部に位置します。ドイツ国境の街で、ライン川を渡るとそこはドイツなのです。独仏戦争の度に領土争いがなされ、フランスとドイツの文化が混じり合った、他の地方都市とは違った独特のアルザス文化を築いています。
現在は欧州評議会所や欧州人権裁判所などが置かれ、ヨーロッパの象徴的な街でもあります。
ノートルダム大聖堂
1176年から250年かけて建造されたノートルダム大聖堂は街の中心部にあります。その存在感に思わず圧倒される、高さ142メートルの大聖堂。繊細に彫刻された西正面の壁は息を呑むほど美しいのです。
この大聖堂は何世紀もの間、変わりゆく街並や人々をそっと見守り続けてきました。想像を絶するような歴史の重みをこのノートルダム大聖堂から感じることができます。
ノートルダム大聖堂の塔の頂上まで登れば、街全体を眺めることができます。オレンジの屋根が連なり、どこまでも街が続くようです。
可愛いアルザス建築のプティフランス
ストラスブールのイル川沿いには、プティフランスという木骨組みのアルザス建築が残るエリアがあります。プティフランスはまるでおとぎ話の街のように可愛らしいのです。晴れた日は川沿いをゆったりと散歩しながら、じっくり散策してみるのもおすすめ。
ストラスブールのクリスマスマーケット
ストラスブールのクリスマスマーケットは街のいくつかのエリアで開催されます。フランス国内でも最古のクリスマスマーケットといわれるクリスマスマーケットでは、手芸品やおもちゃのスタンドがあり、ホットワインやお菓子などの屋台なども。
12月がたくさんの人で溢れる最も活気のある季節。美しい街並がライトアップとともにより特別なものになります。おとぎ話のような世界へ、誘われてみませんか?
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