NYのクリスマスといえば、思い浮かぶのが、ロックフェラーセンター(Rockefeller Center)のクリスマスツリー。この世界一有名なクリスマスツリーを見に、ホリデーシーズンは毎日350,000から750,000人が集まります。
樹齢80年を重ねた木が2015年のツリー
2015年は、ニューヨーク州アップステートGardiner在住のAlbert Asendorf and Nancy Puchalskさんから寄贈されました。樹齢はおよそ80年、高さ約24メートル(78-feet)、重さ10トンの堂々たる木。ホリデーシーズンが終わった後は、建築木材などにリサイクルされます。
(C) twitter/Rockefeller Center
45,000個のライトでドレスアップ
45,000個のLEDライトでドレスアップして、こんなゴージャスになりました。
ツリーの頂上で輝く星
2004年から使用されている頂上で輝く星(Swarovski Star)は、25,000個のスワロフスキー・クリスタルで作成され、直径約3m (10フィート)、重さ250 kg (550ポンド)。スワロフスキー(Swarovski )のロックフェラー店の近くで、レプリカを見ることが出来ます。
ツリーの点灯式はとにかくゴージャス
ツリーの点灯式(Tree lighting up)は、毎年とにかく派手。2015年は12月2日に行われ、スティング、マイケル・ブーブレ(クリスマスには必ず登場)、アカペラのグループPentatonixが、ゴージャスなクリスマスのセットで歌いました。
クリスマスツリーの点灯式は非常に混むため、旅行客しか行きませんが、ツリーは夜の12時までいつでも見ることができます(2016年は1月6日まで)。ニューヨーカーもロックフェラーセンターのツリーは、毎年見に行きますよ。
見る人を笑顔にさせるツリー
たいそうな人出ですが、誰もが笑顔。うれしそう。
併設のスケートリンクでも、皆が楽しそうに滑っています。
特別な力を持つクリスマスツリー
ツリーを見上げる、喜びに満ちた皆の笑顔。筆者はツリーに負けないほど輝く、笑顔を見るのが大好き。ホリデーシーズンのニューヨークには、あちこちに素敵なツリーがあるのですが、ロックフェラーのツリーは特別なのです。
今年も色々なことがあった。良いことも、辛いことも。でも1年乗り越えてきた。来年も頑張ろう。きっと良いことが待っている。
皆にそう思わせる、オーラが漂っています。
皆をポジティブにするオーラは、樹齢を重ねた巨木から発するのかもしれません。「選ばれた木」のクリスマスツリーである風格があるのです。
警備中のお巡りさんも、旅行客に頼まれて一緒に記念写真。
サンタさんもいました。
年末の夜空を照らす希望の光
単なるデコレーションに留まらず、見上げる人々に笑顔を与え、来たるべき新年に向かう勇気をくれる特別な力を持つクリスマスツリー。年末のニューヨークの夜空を照らす、希望の光のように。
[All photos by Hideyuki Tatebayashi]
※無断で画像を転載・使用することを固くお断りします。Do not use images without permission.
Rockefeller Center Christmas Tree lighting 2015
Christmas 2015
ロックフェラーセンター・クリスマスツリー(Rockefeller Center)
Website
VISITING HOURS
Daily 5:30am-Midnight
Through 8pm on January 6
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sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
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