日本でおなじみのユニクロと無印良品。NYCでは、“Uniqlo”、“Muji”と呼ばれています。
品質が高く、価格が手頃な両ブランドは、ニューヨーカーに大人気。いずれも日本のカジュアル・ブランドにも関わらず、NYCで最も地価が高いと言われる、5番街(5th Avenue)にフラッグシップストア(旗艦店)があります。ホリデーシーズン時期に、人気の様子をレポートしてきました。

(C) Hideyuki Tatebayashi
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Uniqlo ユニクロ
ニューヨーク、サンフランシスコ、ロス、ボストン、シカゴ、シアトル、フィラデルフィアと展開する中で、ニューヨークには10店舗あります。
5番街のフラッグシップストアは世界で一番大きな店舗。明るく、吹き抜けになっており、スペーシャス。中央の1階から3階まで続く長いエスカレーターが、目を引きます。周辺に、グッチ、フェラガモ、ヴァレンチノ、ティファニーなどラグジュアリー・ブランド店が建ち並ぶ中で、引けを取りませんよ。

(C) Sara Aoyama
エスカレーターを上がっていくと、3階に着きます。
寒いNYCで、画期的に暖かいヒートテックは大人気を博しました。品質(縫製、素材)が良く手頃な価格が、お財布の紐が堅い、うるさ型のニューヨーカーの気持ちを引き付けています。

(C) Sara Aoyama
MOMA(ニューヨーク近代美術館)のアーティスト・シリーズ。ギャラリーのような展示で、見せ方が綺麗。MOMAは、ユニクロのすぐそばにあります。

(C) Sara Aoyama
アンディ・ウォーホール(Andy Warhol)のもの。

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グラフィックアートのジャン・ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)のもの。キース・ヘリング(Keith Haring)もありますよ。

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公開中の映画「スターウォーズ」シリーズは中央に。

(C) Sara Aoyama
広い店内でショッピングに疲れたら、2階にスタバもあります。意外に空いているので、5番街で休憩する時の穴場かもしれませんよ。

(C) Sara Aoyama
NY柄マグカップなども置いてあるので、お土産に買っても良いのでは。

(C) Sara Aoyama
アメリカには珍しく商品が見やすく整然としていること、店員さんはイケメンが多く、「日本風接客」を徹底教育しただけあって、商品を綺麗にたたんで、お辞儀をして渡すなど、NYCではありえない丁寧さ。「気持ち良く買い物が出来る」ことが、ユニクロの世界最大フラッグシップストアのポイントだと感じますよ。

(C) Sara Aoyama
[ユニクロ]
MUJI 無印良品
NYパブリック・ライブラリーの正面口(ライオンのいるところ)の向かい側が、Mujiのフラッグシップストア。MUJIは、マンハッタン内他に4店舗あります。

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ガラス張りの明るい店内。1階と地階が売り場。

(C) Sara Aoyama
整然として小綺麗な様子にアメリカ人が感心していました。

(C) Sara Aoyama
買ったMUJI製品(シャツ、Tシャツ、スリッパ、タオルなど)に入れてくれる、刺繍サービス。一つのデザインにつき、3ドルだそうですから、自分用にはもちろん、誰かのプレゼントに刺繍してもらっても良いなあと思いました。楽器やカメラなど相手の趣味の絵柄、子どもには名前を入れてあげるのも喜ばれそう。

(C) Sara Aoyama
質の良い文房具は人気で、人が集まっていました。
日本にいるあなたは信じられないでしょうが、アメリカの文具の質の低さと来たら、ノートの紙は書くと引っかかる、消しゴムで消すと破れるほどなのです。鉛筆は芯が簡単に折れるものが多く、日本の文房具の品質の高さは、世界に誇れるものなのですよ。

(C) Sara Aoyama
化粧品コーナーもあり。アメリカでは化粧水が見つけにくいので、日本人女性にとっては朗報。日本の化粧品は素晴らしいと思っているアメリカ人や中国人も多いのです。

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お土産になりそうなニューヨーク柄もの。

(C) Sara Aoyama
欲しくなった5番街フラッグシップストア限定のエコバッグ。生地は薄めでしたが、値段は安かった(3〜5ドル)ので、バラマキ土産に良さそうですよ。無印良品のお菓子ファンだった筆者としては、食品がもっと充実してくれるといいなと思いました。

(C) Sara Aoyama
[Muji]
ニューヨーク ユニクロ、MUJIがアメリカ人に受けているポイント
ユニクロ
●ヒートテックは、寒いニューヨークで画期的
●製品の品質における信頼感
●価格が手頃
●ファストファッションでも、ディスプレイがお洒落で、商品陳列が整然としている。
●どちらかというと男性ファンが多い
MUJI
●シンプルでお洒落(値段はやや高め)
●商品の豊富さ(食品もある)
●製品の品質における信頼感
●どちらかというと女性ファンが多い
何気なく使っている日本のブランド、立派に世界に誇れますね。どちらも「普段遣い」にポイントを絞っているのが、人気のポイント。「日本のものは小綺麗で、キチンとしている」という印象を受けました。
NY旅行で、「あ、アレを日本から持ってくるのを忘れた」なんて時にも、NYCに出店があることを覚えておけば安心ですね。
sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
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