新年会がひと段落してきた今日この頃、ふと気が付くと何だかカラダが重く感じませんか? もしかしたら、冬の間に余計な脂肪をためこんでしまったかもしれませんね! 冬服から春の薄着に変わる前に、脂肪も脱ぎ捨ててしまいたいものです。
え? 甘いものが食べられないのはツライし、忙しくて運動する時間も取れない? はい、よく言われていることですね。でもご安心を。我々にはフルーツというダイエットの強い味方がついています!
フルーツの果糖は食べたら太る?
「でもフルーツは糖分が多いから、カロリーが高いでしょう?」
確かにフルーツには果糖が含まれていますが、消化されやすく、体内に蓄積されにくいダイエットにうってつけの糖分です。人工的なスナックやスイーツを食べるより格段にカラダに良いんですよ。ダイエットするならばフルーツは欠かせませんし、そればかりでなく美容に効果をもたらす成分がいっぱい!
いったいどんな効果があるのか見てみましょう。
2.食物繊維が脂質を吸収して排出する
3.フルーツの酵素が食物の分解を促進
4.カリウムで余分な水分と過剰な脂肪をカット
5.脂肪燃焼のアシスト成分カルニチンを含んでいる
6.美肌効果が期待できる抗酸化物質がいっぱい
7.フルーツの香りが脂肪燃焼をお助け
これは、期待できそうですね! でもやみくもにフルーツを食べまくるよりも、やはり効果がでやすいフルーツを重点的に狙って食べたいですよね。そんなおすすめフルーツ8つをご紹介したいと思います。
ブルーベリー
最近では眼に良いフルーツとして知られているブルーベリーは、脂肪細胞の増殖を防ぐ効果があるそうです。
ミシガン大学の循環器病センターによるラットを使った研究では、毎日少しずつブルーベリーを食べるとラットの腹部の脂肪が2%減少したのだとか。これは、ブルーベリーに含まれる高い抗酸化物質が体重増加やその他の健康上の問題を引き起こす毒素を体を取り除くからだと結論付けられています。また、豊富な繊維が満腹感を高めてお通じ改善効果にも期待が持てるので、毎朝のヨーグルトに入れるなど、定期的に食べたいフルーツですね。
ココナッツ
無駄になる部分がないというココナッツは、ココナッツオイルやココナッツミルク、またドライココナッツなどですっかり日本でもおなじみの味になりましたよね。
ココナッツに含まれる中鎖脂肪酸は、一般的な植物オイルである長鎖脂肪酸に比べて吸収が早いという特長があります。その上、分解・燃焼が10倍も早いのだとか。それだけ体にとどまる時間が短いため、脂肪になりにくくダイエットしやすいということになります。また、体内でおこなわれるすべての代謝に関して重要な器官である甲状腺の働きを助けるパワーがココナッツにはあるといわれています。
自然な甘さに加えて繊維質もたっぷりなので、ダイエット中の口寂しい時の強い味方になってくれそうですね。しかもそれだけでなく、肝臓の機能を30%高めるという研究結果もあるというので、飲み会の時にも重宝しそうです。
アボカド
アボカドには、最初にお話しした「余分な水分と過剰な脂肪をカットするカリウム」と「脂肪燃焼のアシスト成分カルニチン」が豊富に含まれています。特にカリウムに関しては、成人は一日に1600ミリグラムから3500ミリグラム程度のカリウム摂取が推奨されていますが、通常サイズのカリフォルニア産アボカド1個当たり、約880ミリグラムのカリウムを含んでいると言われます。つまりアボカド1個で、一日の必要量半分が摂取できるんですね。
最近では一年を通してスーパーで購入できますし、半分にカットすればスプーンでも簡単に食べられる手軽な食べ物。忙しい人でも、簡単に食生活に取り入れられるのではないでしょうか。
トマト
「え、トマトは野菜でしょう?」と思われるかもしれませんが、実は植物学的には果物に分類されています。トマトに豊富に含まれるビタミンCとカルニチンは、既にカラダにため込まれた脂肪を燃焼させるサポートをしてくれるといいます。またビタミンCは美白効果があることでも有名なので、お肌のためにもぜひ取り入れていきたいですね。おやつに果物、ランチタイムにトマトをつかったお料理、なんていう二段構えでのぞんだら効果も期待できそうですね。
りんご
「りんごダイエット」という言葉は非常に有名ですよね。りんごばかり食べ続けるというメソッドに賛否が分かれますが、りんごにダイエット効果があるということに間違いはないようです。2015年に「Nutrition Journal」という論文雑誌に発表された研究によると、1万3千人の幼児と成人に対しての7年間にわたる調査で、りんごには肥満リスクを低くする効果があると認められたそうです。
りんごには食物繊維の一種であるペクチンが非常に豊富で、このゼリー状のペクチンが糖や脂肪の消化吸収を抑えてくれると言われています。ただしこのアップルペクチンは皮の部分に多く含まれているため、よく洗って皮ごと食べるほうが効果的。また、りんごばかりを食べ続けるのでなく、通常の食生活に上手に取り入れる工夫をしたいですね。
グレープフルーツ
グレープフルーツには、インシュリンレベルを均等化する「抗酸化ナリンゲニン」が含まれています。この成分は、脂肪を燃焼させると同時に、空腹感を抑える役割があるのだとか。アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の研究では、グレープフルーツを毎日食べる女性は食事やライフスタイルを変えることなく、たった13週間で平均して約9kgを減らすことに成功したのだとか。すごいですね!
また実そのものでなく、グレープフルーツの香り成分にも、脂肪を燃焼させる効果があると言われています。どういうことかと説明しますと、グレープフルーツの香りを嗅ぐと、血の流れやエネルギー消費をコントロールする神経である交感神経が刺激されます。それが刺激されると、血の流れが良くなったりエネルギー消費がアップするのだとか。食べてよし、香りをかいで良しの心強いダイエット・サポーターですね!
バナナ
まず何といってもバナナには繊維質が豊富に含まれています。バナナの繊維は、炭水化物の体内吸収をブロックするので、体が炭水化物の代わりに脂肪をエネルギーとして燃焼させるのだとか。また、バナナに含まれるカリウムは適度な筋肉の発達にも役立つそうなので、スタイル向上も狙えそうですね。
持ち運びやすい形ですし自然な甘さで満足感を覚えられそうなので、小腹がすいた時のお助けフードとして常備したいですね。
ザクロ
ザクロの果汁には、私たちの体に不要な毒素を取り除く抗酸化物質がたっぷりと含まれています。
そのうちのひとつがポリフェノールで、カリフォルニア大学の研究によれば、ザクロのポリフェノールには体の代謝を高める効果があるといいます。また、ザクロに含まれる豊富なクエン酸も、同じく新陳代謝をアップさせて体脂肪の分解を促進する作用があるそう。
しかもザクロは、1個約50カロリーと低カロリーなのに、栄養価が高いのでダイエットにもピッタリ! 最近ではザクロジュースだけではなく、フリーズドライのザクロの実もみかけるようになってきました。おやつ代わりにたべたり、朝食のシリアルにかけてもいいかもしれません。
冷凍でもフリーズドライでも大丈夫!
ただフルーツは、あまり日持ちがしないことが多いですよね。頻繁に買いに行く時間がないから買いだめしても、食べきる前に悪くなってしまったり。でも近年の研究では、冷凍フルーツやフリーズドライのフルーツでも、フレッシュな状態と含まれる栄養価は変わらないことが分かってきました。それなら、日持ちのする状態でストックできますね。
健康にも美容にもうれしいフルーツたちを、生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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