配達してもらったことは一度もない
封書などの一般郵便は徒歩で配達、小包などはトラックで配達と担当が異なります。NYC在住の筆者の場合、住所は届け済み、不法移民でもないにも関わらず、日本から来た小包を自宅で受け取ったことは一度もありません。郵便が来るだろうと在宅しているにも関わらずです。チャイムを鳴らさずに、不在票を入れていくのでしょうか。再配達はないので、不在票を持ち郵便局へ取りに行かなければなりません。不在票には、配達時間も、配達担当の記入もないのです。実際に荷物を積んで配達に来ているのか、怪しいところです。不在を前提にして、郵便局に置きっ放しの可能性が高いように思えます。郵便局とケンカしたことも数知れず・・・。
みんな怒っている
USPSのツイッターで ”雪、みぞれ、雨。どんな天気でも配達しにいくよ” というコピーに、カチンと頭に来たのは、筆者だけではありませんでした。「ウチには届いてないよ!」「配達なんかしてないだろう!」「私の荷物をどこへやったのよ?」という怒りのリツイートが続々。
(C) twitter/U.S. Postal Service
郵便小包をアメリカで受け取る対策
♦︎ 送り主は
郵便番号(Zip Code)記入を忘れずに(郵便番号で局の管理仕分けしているため、大切)
♦︎ 送り主は、
追跡番号(郵便物にはついているはず)を受取人に教えておきましょう(荷物がどこにあるのか、
Trackingで見張るしかありません)
♦︎
小包は郵便局に引き取りに行くのが基本。配達しにくるのを期待しないこと(受け取りの際は、不在票が必要ですが、Trackingの画面を見せる、プリントアウトでもOK。写真付き身分証明の提示を求められます)
酷いのは郵便局だけじゃない
アメリカには、UPS、FedExという宅配業者がありますが、こちらもまた信用なりません。ネットショッピングが盛んなこともあり、ホリデーシーズンは配達できないほど荷物の山。人の手に渡すのが基本であるにも関わらず、チャイムを押したら、玄関先や庭先に置いていってしまう配達員。野ざらしになった荷物は、雨や雪に濡れ、盗難にあうことも多いのです。
荷物が届いた時の嬉しさ
じゃあアメリカに荷物を送るのは考えものねと言わないでください。不在票やTrackingのコピーを怒りとともに握りしめ、長い受け取りの列に並び、「私たちは忙しいのだから、郵便局に取りに来るのが当たり前」と言わんばかりの局員からぞんざいに荷物を渡され、自宅まで抱えて帰る苦行を経て、荷物を開けた時の嬉しさ。今までの怒りや苦労は消えてしまいます。

(C) Sara Aoyama

(C) Sara Aoyama
相手が心をこめて選んでくれた品が詰まった、箱を開ける時のワクワクした気持ち。一つ一つ取り出して、上げる歓声。どこの国の人も国からの荷物を開けて、同じ気持ちになっているのだろうなと、ふと胸をかすめたりします。「送ってくれてありがとう。無事NYCへ届きました」と。

sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファー同居人氏とNY在住。
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