毎週末、土日の10時〜16時まで青山の国際連合大学前広場で開催される、青山ファーマーズマーケット。
ここにならぶ野菜たちも春の装い。春野菜は見ためもカラフルで愛おしくなります。たくさんのカラフル野菜や植物たち、オーガニックご飯などなど。マーケットにはいつも生命力が溢れています。そんな青山ファーマーズマーケットに毎週通う、自称・マニアな筆者がマーケットの楽しみかたをご紹介いたします!
平田さんと金井さんの仲良しコンビ「農家 平田家」さん
主に西日本の野菜を扱っているこちらのお店。店主の平田さんは関西弁でいつもたのしい話題を提供してくださいます。そして、一緒に店先に立つ金井さんも、平田家さんには欠かせない大事なスタッフさん。まだ筆者がマーケット初心者の時も、金井さんが気さくに話しかけてくださってリラックスできたのを覚えています。
ちなみに、こちらのお店の奈良ネギは筆者が毎週購入するくらいのファン。焼いても煮てもとにかくとろっとろで甘いのです! 平田さんと金井さんの仲良しコンビが目印の平田家さん。顔出しNGとのことだったのでお店の風景を。
毎回売り切れ必須!「Ku」のお菓子
早いときは午前中で売り切れてしまうほど、大人気のお菓子さん。おすすめはチーズケーキやガトーショコラ、レモンケーキとのこと。すべてのお菓子は、からだにやさしい素材を使った手作りです。いつも早々に売り切れてしまうため、お店の赤井さんはよく他のお店のお手伝いもされています。
一つ一つ丁寧なお味が人気の秘訣。からだにやさしくておいしいスイーツをゲットするには開店と同時がオススメです。筆者も、マーケットに行くとほとんど毎回購入します。もはや食べながらマーケットを歩くのが習慣に(笑)。
沖縄食材を扱う陽気なお店「キュアー」
「ちょっと飲んで行きなよ」前を通り過ぎると決まって声をかけてくださるお父さんがいる沖縄食材のお店。マーケット初心者であっても、一人であってもお構いなし。「もずく食べていきな!」と通り過ぎるお客さんに元気に声をかけてくれます。いつも誰かと楽しそうに弾丸トークを繰り広げている姿が印象的。
いつだったか、沖縄旅行に行くんだと話したら、もう止まらなくなっちゃって大変でした(笑)。いつも明るい笑い声が響くお店です。写真をお願いしたら、「俺はいいんだよ! 若い人を紹介しな!」と断られたので(笑)、ぜひマーケットに行く機会があれば、会いにいってみてください。元気になりますよ。
北海道野菜の兄弟ユニット「NOLNOL BROTHERS」
地元、北海道伊達市や近郊の有珠、壮瞥、洞爺の野菜のすばらしさを伝えようという兄弟ユニット。お野菜のこだわり以外にも、野菜のセッティングや、NOLNOL BROTHERSが書かれた手作りの布看板などなど、ありとあらゆるところにおしゃれだなーと思わせるセンスがあるお店。
お店のデザインに関しては、基本的にお兄さんが指示を出し、デザイナー会社出身の弟さんと作っているのだそうです。北海道の伊達市近郊野菜にこだわったスタイルで展開。イケメン兄弟の情熱トークをぜひ。
「ワイズストア」の神奈川野菜
いつも気さくに話しかけてくれる市木崎さんのワイズストアは、筆者が最後にきまって訪れるお店です。こちらのお店の卵、毎週買っています。有精卵で安心だし、濃厚でおいしいのです。お野菜は神奈川野菜。ご自身でも農業をやられている市木崎さん。ここでしか売っていない、食べれない野菜もたくさん。
いつもお店に行くと、「この野菜は○○な栽培方法で作ったんだよ」や、「このブロッコリーはチャーハンにするとおいしいんだよ」など、野菜のことや野菜に合うメニューをいろいろ教えてくださいます。野菜について勉強したい人は行ってみたら良いかも。丁寧にやさしく教えてくれますよ。
この他にもこれからの季節にぴったりな、「浅煎り珈琲豆専門店 イースト」さんの、おしゃれな瓶で売っているオリジナルアイスコーヒーや、食べ歩きにぴったりな春巻きリンゴのフードトラックなども。
晴れた午後なら、クラフトビールを飲みながらオーガニックランチを楽しむ人がたくさん。
青山ファーマーズマーケットの魅力のひとつに、そこにいる人たちの笑顔があります。仕事でつかれた週末、落ちこむことがあった週末、ここにきて皆さんの笑顔を見ていると心の曇りもいつも間にかとれてしまっていることに気がつきます。
野菜や食べ物にこだわることは、生きることをしっかりすること。生きることをしっかりすることとは、良い笑顔につながるんですね。自分の悩みがちっぽけだなぁと思う場所。青山ファーマーズマーケット、もしかしたらここはパワースポットなのかもしれません。
[All photos By 京田未歩]
[青山ファーマーズマーケット]